
「死ぬまで一緒にプレーしてみよう」
青い仁川(インチョン)ユニホームを着込んだ仁川のサポータらが4日、声も枯れるほど一生懸命にチームを応援した。球団オーナーの安相洙(アン・サンス)市長も、サポーターらと一緒にユニホームを着てマフラーを降りながら「仁川ファイティング」を叫んだ。
1回戦を1—5で大敗した仁川が、4点差を縮めて逆転勝ちする可能性はほとんどないものと思えた。しかし、仁川のサポーターらは、市役所と各区役所が支援した大型バス10台に分乗して、大雪と厳しい寒さの中でも蔚山(ウルサン)を訪れた。
仁川の選手たちもサポーターの熱狂的な応援に元気付けられたように、アギチ、ランドチチらが猛烈な攻撃を展開し、最後まで追撃の手綱を緩めなかった。
優勝カップは逃がしたものの、今季、仁川は立派だった。創立2年目にして準優勝しただけでもすごいと、サッカー業界は評価している。事実、今季の仁川突風は誰も予想できなかった反乱だった。
国家代表選手が一人もいないと言うほどスターがなく、球団の予算も大企業とは比べ物にならないほど困窮だった。専用の練習球場もなくて、バスに乗って、京畿道(キョンギド)と江原道(カンウォンド)近くの芝生練習球場を転々しなければならなかった。このように劣悪な状況だったから、仁川の成果はさらに貴重なものだった。
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