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「デザイン・コリア2005」

Posted December. 02, 2005 07:02,   

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産業資源部と韓国デザイン振興院の主催の、ソウル・江南区三成洞(カンナムグ・サムソンドン)COEX大西洋(テソヤン)ホールで、1日に開幕した「デザイン・コリア2005」では、世界16ヵ国17のデザイン認証機関が厳選した最新のデザイン名品が紹介された。この行事は10日まで開かれる。

●デザイン名品の世界は、華麗だ

開幕日である1日、米国の優秀産業デザイン賞(IDEA)、イタリアの黄金キャンパス賞など、有名な産業デザイン賞を受賞した各国の製品が展示された「ソウル・世界ベストデザイン展」は観覧客たちで賑わっていた。

シンガポールのデザイン賞を受賞した「H55ウィブインテリアー」社のサンドウィチショップのアイデンティティーデザインは、東西洋の感覚をユーモラスに調和させて関心を集めた。この会社はサンドイッチの中国語発音が「三文治」であることに着目して、中国語で数字3を意味する「三」をデザインのモチーフにした。

字の中で色を黄色、緑、赤で塗り、それぞれチーズ、ピークル、トマトを形象化した。このデザインは、製品包装から店員のユニフォームとナプキンにまで、すべて使われている。

●デザインとは共に分かち合うこと

今度の展示では、障害者など社会的な疏外階層のための製品と、環境にやさしいデザインが特に多かった。オランダは、乳房の手術を受け胸が一つしかない女性のために、幾何学的なデザインのブラジャーをお目見えした。ドイツのレッドドッドデ−ザイン賞を受賞した義足装置は、スリムなデザインが目立つ。また、竹で作ったサーフボードと自動車のシーツをリサイクルした素材の椅子も紹介された。

日本は去年、グッドデザイン大賞にNHK放送の番組「ドレミテレビ」を選定した。子どもたちに音楽を通じて意思疎通の楽しさを与えたということが受賞の理由だった。

金チョルホ韓国デザイン振興院長は、「単純に外見が美しいからといって良いデザインになるわけではない」と話し、「楽さと快適さを通じて社会に寄与しなければならない」と述べた。

●「想像力を発揮できるように」

新世代デザイナーの想像力をうかがうことができる「デザイン想像官」は、今度の展示での醍醐味だ。

三星(サムスン)電子のシステム家電事業部デザイナーである朴ジンウ氏は、15個の電球と電線を結び付け「スパゲッティ・シャンデリア」という名前の照明を作った。ユーザーの希望によって電線の長さとねじりを調整することができる。彼はまた、マンガ本に登場する馬の風船模様に、楽なクッション椅子を作って「ブラブラ」と名を付けたりした。

竹の工芸を活用したベンチ、コーティング処理されたスピーカーを入れて音楽が流れ出るシャワー・カーテンなども、独創的な試みで関心を集めた。



kimsunmi@donga.com