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「チャングム」の国、韓国で漢方医学を体験

「チャングム」の国、韓国で漢方医学を体験

Posted November. 30, 2005 07:19,   

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西本さんなど10人の日本人は、慶煕(キョンヒ)医療院で実施している漢方体験プログラムの「外国人向け漢方ヘルス・ツアー」に参加するため韓国を訪れた。

彼らは同日午前8時半、まず四象医学(人間の体質を太陽・少陽・太陰・少陰の四象に分けてそれぞれに合う薬や治療を用いる漢方の医術)についての映像を30分間視聴し、その後、体質診断のためのアンケート、漢方薬の調剤過程の見学、検診、体質の説明、医師との相談などを体験した。

昼食としては彼らの体質に合わせて工夫した献立の食事が用意された。看護婦とコックから料理について丁寧な説明を聞いた彼らは、自分の食事をカメラに収めたり、ノートに説明の内容を書き込んだりした。

長谷川真希(32、女)さんは、「自分の体質は消化器の弱い少陰人なので、お腹を暖かくするようにとアドバイスを受けた。お昼のメニューは薄切りの焼肉や切干大根の和え物など、消化のいい柔らかい料理だった」と話した。

30代から60代までのさまざまな年齢の彼らは、ドラマ『宮廷女官チャングムの誓い』の大ファンで、漢方体験プログラムの間にもずっと「チャングム」を連呼した。

渡野和子(61、女)さんは、「ドラマで漢方薬を扱うチャングムを見て好奇心が生まれ、漢方病院を訪ねた。日本とは比べものにならないほど、きれいで大きな韓国の漢方病院に驚いた」と言った。

慶煕医療院は今年3月、日本の衛星放送でドラマ『宮廷女官チャングムの誓い』が放映されたのをきっかけに、外国人のための診療室を設けた。8ヵ月で約340人の外国人が診療を受けたほどの人気ぶりだ。同病院は観光業者と連携し、『チャングムツアー』に参加した団体観光客を月に2、3回受け入れている。

又石(ウソク)大学漢方病院も10月、全羅北道全州市(チョンラブクト・チョンジュシ)に漢方文化センターを開館し、漢方体験プログラムを運営している。体質検査、足湯体験、漢方軟膏・漢方石鹸作りなどが組み込まれた同プログラムにも、日本をはじめ中国や東南アジアからの観光客が月に20〜30人ほど来ている。

慶煕医療院四象体質科の李寿瓊(イ・スギョン)教授は、「ドラマの大人気で、漢方医学に興味を持つ外国人観光客が多く訪れている。效果があると友達を連れて再び来る人もいる」と話した。



weappon@donga.com