Go to contents

ウィスキー業界、年末年始迎え本格的な商戦に突入

ウィスキー業界、年末年始迎え本格的な商戦に突入

Posted November. 26, 2005 07:19,   

한국어

今、酒類業界が騒いでいる。「1年の営業」のうちでも一番重要な季節がめぐってきたためだ。このシーズンに上手く売り上げれば「大当たり」で、そうでなければ「厳しい試練」と立ち向かわなければならない。

年末年始の集いが多い12月と1月は、酒類業界での最大のシーズンだ。特に、ウィスキー業界はこの2ヵ月間の販売量が残りの10ヵ月間の4分の1(25%)を占めるほどだ。昨年、接待費実名制や性売買禁止法などの悪材料のため、2年間困難な営業状態が続いているウィスキー業界は、今年の年末年始の勝負に生き残りをかけている。

▲2500ウォン規模の市場を取り込め〓国内ウイスキー市場の規模は、年間1兆1000億〜1兆2000億ウォン(出庫価基準)という水準だ。この中で、12月と1月が占める割合は2500億ウォンぐらいだという。

01年から昨年までの4年間のウィスキーの月別販売量を見れば、1月が平均31万6450箱(500ミリリットル18本が入った9リットル箱を基準に)で最も多く、次が12月(30万7799箱)だ。月平均30万箱を越えるのは、この2ヵ月だけだ。

ウイスキーは遊興用(遊興業店)、家庭用(スーパーマーケット)、ディスカウントストアー用(割引マート)に分かれて出庫されるが、年末年始の売り上げの80%以上は遊興用が占める。

真露(ジンロ)バレンタインスの関係者は、「12月と1月は忘年会と新年会が相次ぐ。どうしても久しぶりの会が多く、何軒かの店を回りながらお酒を飲むケースが多いため、洋酒の消費が増える」と説明した。

▲高級製品で勝負に出る〓ウイスキーは原液の熟成期間によってスタンダード(6年)、プレミアム(12年)、スーパープレミアム級(17年以上)に分かれる。プレミアム級が国内ウィスキー市場の74.6%で大勢を占めているが、高級化が進んで、スーパープレミアム級の割合が00年3.3%から23.7%(今年10月現在)まで成長した。

インペリアルで12年産、ウインザーで17年産の市場をそれぞれ掌握している国内ウイスキー業界の「双頭馬車」真露バレンタインスとディアジオコリアが最近、21年産の市販に相次いで乗り出したのもこのためだ。上流層の消費者を取り込んで売り上げを伸ばし、21年産市場で先頭に立っているスコッチブルーをけん制するため、スーパープレミアム級を競争的に出している。

▲イベントと販促に総力戦〓販促の熱気も熱い。このほどバレンタイン・ウィスキーの製造ノウハウについて説明する「バレンタイン・マスタークラス」を開催した真露バレンタイスンは、インペリアルの偽造酒防止装置のキーパーカップの中に黄金の玉があれば、実際の純金がもらえる「黄金の玉を捜せ」というイベントを年末まで続ける。

ディアジオコリアは、ウインザー、ディンプル、ジョニーウォーカーを売り物にした「3色ブランド戦略」を立てて、消費者への広報を強化している。地方を回りながら営業活動を強化している先に立たせた「3色ブランド戦略」を立てて消費者広報を強化している。

地方を巡回して営業活動を強化しているディアジオコリアの李煕容(イ・ヒヨン)営業副社長は、「売り上げを伸ばすため、卸売りや遊興業店の人のアドバイスに耳を傾けており、新聞や雑誌などの印刷媒体の広告を大幅に増やす計画だ」と話した。

このほか、真露の買収を記念して来月1日から豊富な景品を提供する「顧客感謝ビックフェスティバル」を開くハイトビールは、ウィスキー業界と年末年始の同伴利益を期待している。



ssoo@donga.com