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日本外交官、「韓国勤務は世界への扉」

Posted November. 25, 2005 08:29,   

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最近数年の間に、日本の外交官たちの間で、韓国が人気勤務地として浮上している。

業務の重要度が高く、本国と近いうえ、生活環境もいいためだ。韓流ブームもそれなりに影響を及ぼした。その中でもやはり重要なことは、韓国勤務が外交官としての経験を積み、それなりに出世コースを走るのに好条件だという点だ。

北朝鮮核問題をはじめ、韓半島が占める戦略的比重がますます高まっており、韓国を通じて世界に接することができるという点が、若い外交官の間で魅力的な要素として挙げられている。

2000年に外務省に入省した女性事務官の奥奈津子氏は、「専攻言語を第5志望まで選択するが、同期約60人のうち10人以上が、韓国語を第1志望にした」と話した。

中国は、「チャイナ・スクール」が占めていて、局外者が入り込む余地がないが、ソウルは、米国や欧州などで勤めた外交官も容易に接近でき、志望者が多いという。

しかし外務省でも、韓半島を担当する北東アジア課は仕事が最も多く、忙しい部署として定評だ。

外務省の韓国勤務経験者も、「在韓日本大使館は、世界各国のどの公館よりも忙しく、仕事が多い」と口をそろえる。通常、海外勤務の長所に数えられる時間的余裕を持ったリ家族生活を楽むことは、あきらめなければならないということ。

ある関係者は、「同じ隣国で摩擦がひんぱんな在中国大使館よりも、在韓大使館の方がずっと忙しいという話があるほどだ」と説明した。

しかしソウルは、業務に対する注目度が高く、大きなミスなく仕事を処理すれば、勤務を終えた後の人事や昇進などで有利だ。

在韓日本公報院の下地富雄書記官は、「過去にも、韓国勤務後に本国に戻って要職に就いた人が数え切れないほど多い」と紹介した。

10年前に公使を務めた川島裕氏は、外務省に戻って事務次官を務めた。外務省次官と駐米大使を経た後、現在は国際海洋法判事として働いている柳井俊二氏も、韓国公館勤務の経歴がある。

この他、ソウルで公使級で働いた後、本部で主要局長を務めるケースは、数え切れないほどだ。

ソウルは、ワシントン、北京、モスクワとともに、日本外務省の4大主要公館に数えられる。下地書記官は、「3等書記官級以上をみると、韓国は約50人で、米国(約100人)、中国(約70人)、国連(約60人)、インドネシア(約50人)の次だが、国家規模や人口に比べた規模では、最高だと言える」と話した。



parkwj@donga.com sya@donga.com