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「百済の微笑み」に再び日差しが

Posted November. 23, 2005 08:15,   

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「百済(ペクジェ、B.C.18〜A.D.660)の微笑み」でよく知られている忠清南道瑞山市(チュンチョンナムド・ソサンシ)の磨崖三尊仏(国宝第84号)が、40年ぶりに日差しにあたる。

瑞山市は22日、磨崖三尊仏の楼閣の一部を撤去してほしい、という内容の「国家指定文化財現状の変更申請」を、最近、文化財庁が受け入れたため年内に屋根と柱だけを残して、楼閣の壁面全部を解体する計画だと伝えた。楼閣の一部を取り払うと、仏像の顔が日の出と日没の時に少しの間、日差しにあたるようになるものと見られる。

瑞山市関係者は「文化財研究所がこの数カ月間調べたところ、内部と外部の温度・湿度の格差が大きく、通風がきちんとできず、仏像に頻繁につゆができていることが分かった」とし、「そうした状態が続けば、変形が懸念されるという専門家の指摘が少なくなかった」と話した。文化財庁は、風化と人為的なき損を防ぐために、1965年、磨崖三尊仏の周辺に高さ2.3メートル、幅約3メートルの保護の楼閣を設置した。

瑞山市と文化財庁は、保護の楼閣の屋根と柱だけを残した状態で1年間、温度と湿度の変化を測定し、再び保存策を作る計画だ。保護閣の屋根を高めて自然採光を可能にしたり、保護の楼閣を完全に撤去する案が検討されている。



mhjee@donga.com