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チャン・ミラン、第17回世界女子重量挙げ選手権大会、合計金メダル獲得

チャン・ミラン、第17回世界女子重量挙げ選手権大会、合計金メダル獲得

Posted November. 22, 2005 08:43,   

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第17回世界女子重量挙げ選手権大会が開かれた15日、カタール・ドーハのアル・サード・スポーツクラブ。チャン・ミラン(22、原州市役所、写真)と中国のムシャンシャンが激突した最重量級(75キロ以上級)で、薄氷の勝負が繰り広げられていた。

ジャークの3回目の試技を控え、ムシャンシャンのリクエストした重量は174キロ。2回目の試技でチャン・ミランは172キロを上げた。ところが、スナッチでもムシャンシャン(130キロ)はチャン・ミラン(128キロ)に対し2キロの差でリードしている状況。もしムシャンシャンが成功した場合、チャン・ミランは3回目の試技で少なくとも176キロを上げないと、同率になることができない。チャン・ミランのジャーク最高記録は、昨年のアテネ五輪で打ち立てた172.5キロ。

力強い気合いの声とともに、ムシャンシャンが握った174キロのバーベルが宙に上がった。ところが、バランスを失ったように、肩と肘が片方へ偏って揺れた。すばやくバランスを取り戻したムシャンシャンは、完璧な停止動作をとった後、バーベルを床に下ろした。ファウルなのかセーフなのか、判定が微妙な状況。3人の審判が全員「ファウル」を宣言した。興奮した約10人の中国選手団は、いっせいに5人の陪審員のところへ駆けつけた。しかし、陪審員の判定もファウルが3人、セーフ2人。ムシャンシャンの3回目の試技は失格処理となった。

チャン・ミランとムシャンシャンはどちらも合計300キロを記録したが、体重の軽いチャン・ミラン(115.12キロ)がムシャンシャン(131.77キロ)を下し、女子重量挙げ史上初めて、世界大会でトータルの金メダルを手にした瞬間だった。

昨年のアテネ五輪で、チャン・ミランは、似たような状況で審判の判定のために金メダルを逃した。当時、チャン・ミランの相手は唐功紅(中国)。唐功紅はジャークの最後の試技で182.5キロを持ち上げた後、肩が90度近く完全にねじれたにも関わらず、審判がセーフを宣言したため、チャン・ミランは惜しくも銀メダルに甘んじるほかなかった。

1年後に、このような反転がなぜ起きたのだろうか。大韓重量挙げ連盟の関係者らは、「アテネ五輪以降、国際舞台で力を注いできたスポーツ外交が功を奏したもの」と自賛した。

ヨ・ムナム大韓重量挙げ連盟会長は、「選手たちががんばったにもかかわらず、判定で不利益をこうむることがないよう、積極的に関係者らに会い、協力を請うている」と述べた。ヨ会長は「中国は重量挙げの強国であり、08年北京五輪の開催国であるが、アテネのように不公正な判定をめぐる論議は絶対にないだろう」と強調した。



uni@donga.com