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黄教授「来週に調査結果発表」 卵子採取疑惑で立場表明

黄教授「来週に調査結果発表」 卵子採取疑惑で立場表明

Posted November. 17, 2005 07:58,   

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世界技術ネットワーク(WTN)のバイオ工学賞を受賞するため米国入りしたソウル大・黄禹錫(ファン・ウソック、写真)教授は15日(現地時間)、「ES細胞の研究で卵子を採取する過程について、倫理問題をめぐる議論が広がっているが、徹底的に調べた後、発表する考えだ」と話した。

この日の昼、米サンフランシスコ国際空港に到着した黄教授は、記者らに会い、こうした立場を表明した。しかし、同教授は調査内容については一切触れなかった。黄教授の研究チームは来週の調査結果発表を目指し、国内外の参考資料を集めており、正式な発表に先立ち、国内外の専門家から検証を受けるものとされている。

黄教授はまた、ピッツバーグ大・ジェラルド・シャッテン教授が決別を宣言した後、世界初の「クローンES細胞バンク」の設立に参加しないとの立場を明らかにしたサンフランシスコの「パシフィック不妊センター(PFC)」と「児童神経生物学治療財団(CNSF)」については、「すべての真実が究明されれば、(それら諸機関と)もう一度スタートできるだろう」と話した。

黄教授は同午後、サンフランシスコ支庁でWTN・バイオ工学賞を受賞した。世界60カ国のメンバーを持つWTNは、毎年20の分野の技術革新者を選定し、授賞する。バイオ工学の部門は、今回で6回目。以前の5人の受賞者のうち4人がノーベル賞受賞者だ。

一方、米国のES細胞を研究する専門家らは15日、黄教授とシャッテン教授の決別は「不幸なこと」だと口を揃えた。ジョンズ・ホプキンス大のヒラリーボーク生命倫理学教授は、「はい芽を生命と考えるならば、生きているガン細胞も生命であり、結局、ガン細胞を殺す治療も大量虐殺にあたるのではないか」と反論し、ES細胞研究の必要性を強調した。



kong@donga.com gdt@donga.com