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「マ常務に会いに…おや、外国の方でしたか」

「マ常務に会いに…おや、外国の方でしたか」

Posted November. 12, 2005 08:49,   

한국어

多国籍製薬会社の韓国GSKのフレイザー・マシューズ(40)常務は、社の内外で「マ常務」で通っている。

彼の韓国語名は「マテホ」。6月に韓国に赴任して以後、会社の職員や外部の顧客とより親しくなる方法を考えていたとき、同社の金ジンホ社長がつけてくれた名前だ。

「マテ」はマシューズの韓国式発音から、「ホ」は、金社長はじめ同社職員の相当数が名前の最後が「ホ」であるのに着眼してつけた。

韓国に住む外国人の間で、韓国語の名前をつけることがはやっている。

親しみの感じられる韓国語の名前を持っていれば、韓国での生活に適応しやすく、事業にもプラスになるためだ。いわゆる「ネーム・マーケティング」だ。

ソフィテル・アンバサダー・ソウルのダグラス・バーバー(55)総支配人の韓国名は「パク・ドクウ(朴徳優)」。

03年に韓国に来てすぐに、自分の本名と発音が似ている韓国語の名前をつくった。「バーバー」だから「パク」、「ダグラス」だから「ドクウ」となった。韓国語の名前を、名刺だけでなく、ワイシャツのそでにも縫いつけた。

多国籍製薬会社「韓国リリー」の職員約300名は最近、社内公募を通じて、ラブ・スミス(49)社長に、「ウ・インソン(優人誠)」という韓国語の名前をプレゼントした。

ウ・インソンは同社のモットーである「優(ウ)秀性」「人(イン)間尊重」「誠(ソン)実性」の頭文字からそれぞれとった。「作名」過程で、スミスの韓国式発音である「ソ・ミンス」や、ラブの韓国式発音の「ナム」、ドラマ「私の名前はキム・サムスン」の主人公の愛称である「サムシク」を合わせた「ナム・サムシク」などが競い合ったとのうわさもある。

彼は「初対面の人も名刺の韓国語の名前を見て好感を示すので、すぐに雰囲気がやわらぐ」と話した。

コンタクトレンズ業者である「韓国シバビジョン」のイカス・パデル(41)代表は、「バっカス」というニックネームをつけてもらった。彼の名前を聞いた顧客たちが、韓国のドリンク製品「バッカス」を連想するといって、愛称にするよう勧めたという。

韓国に格別な縁をもち、韓国語の名前を持つことになった外国の人物もいる。

レオン・ラポート在韓米軍司令官は今年、大きな宝物という意味の「ナ・ボテ(羅宝太)」という韓国名をつくり、話題になった。

クリストファー・ヒル米国務省次官補は、「ヒルサモ(ヒルを愛する会)」など韓国のインターネットユーザーから、「ハン・ドク(韓徳)」という名前をもらった。駐韓米商工会議所会長をつとめたジェプリ・ジョンーズ「未来の同伴者財団」理事長は、司空壱(サ・ゴンイル)世界経済研究院理事長から、「チョ・ジェピル(趙在弼)」という名前をもらった。

02年W杯の時、フース・ヒディンク監督は「ヒ・トング(喜東丘)」と呼ばれ、韓国バスケットボール連盟(KBL)のマーケティング委員、ジェラルド・バサリノ氏は、「ユ・ジェリ」という名前を使っている。



kimsunmi@donga.com