韓国人の平均寿命、２０年間で８.４歳増加の７８.２歳

韓国人の平均寿命は世界２７位だが、寿命の延長速度では世界最高レベルであることがわかった。

今年から向こう５年間の韓国人の予想平均寿命は７８.２歳。２０年前より８.４歳長くなる。

いっぽう、同期間の北朝鮮は、平均寿命が逆に１.７歳短い６４.５歳にとどまるという調査結果が出た。

７日の統計庁の発表によると、国連は最近、このような内容の世界１０１ヵ国の平均寿命の調査資料を発表した。

●韓国人の寿命延長速度も速い

国連によると、韓国人の平均寿命は、８５〜９０年には６９.８歳で、調査対象国のうち４２位だった。

しかし、００〜０５年には７６.８歳で３０位となり、この勢いなら０５〜１０年には７８.２歳になるものと予測される。米国（７７.９歳）を抜いて、２７番目の長寿国となる。

特に、同期間の韓国の平均寿命の延長速度（８.４歳）は、バングラデシュ（１１.８歳）、エジプト（１０.２歳）、ベトナム（８.８歳）、インドネシア（８.６歳）などに続き１０番目に速いことがわかった。平均寿命が７５歳以上の国だけで見れば、寿命延長速度が最も速い。

また、世界最長寿国の日本との格差も、８５〜９０年には８.５歳だったが、向こう５年の間に４.６歳に縮まり、欧州（７８.４歳）や北米（７８.３歳）地域の国々の平均寿命に近づく。

今回の調査で、平均寿命が最も長い国は日本（８２.８歳）で、香港（８２.２歳）、アイルランド（８１.４歳）、スイス（８１.１歳）、オーストラリア（８１歳）などが続いた。

●北朝鮮は２０年前より減少

大半の国家で平均寿命は長くなったが、逆に短くなる国は、１５ヵ国だ。

多くが、戦争や深刻な飢えに苦しむ国家で、アフリカ諸国１３ヵヵ国と、アジア圏では北朝鮮とイラクが含まれた。

北朝鮮は、８５〜９０年には６６.２歳で、韓国（６９.８歳）と大きな差はなかったが、００〜０５年に６３歳まで下がり、０５〜１０年には６４.５歳と、多少長くなる見通しだ。しかし、２０年前の平均寿命を依然として下回るものと予想された。

寿命が最も短くなった国は、後天性免疫不全症候群（ＡＩＤＳ・エイズ）の感染人口が多いボツワナで、６５.１歳から３３.９歳に３１.２歳短くなるもとの推定された。

さらに、南アフリカ共和国に囲まれた小国レソトが２２.１歳短くなって２位、南アフリカ共和国（１７.１歳）、ザンビア（１０.１歳）、中央アフリカ共和国（１０歳）の順だ。

これら５ヵ国のうち、南アフリカ共和国を除く４ヵ国は、向こう５年間の平均寿命が４０歳にもおよばない見通しだ。

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