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登校しない「ホームスクーリング」、教育部が学歴認定を検討

登校しない「ホームスクーリング」、教育部が学歴認定を検討

Posted November. 03, 2005 07:19,   

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正規の学校に通わず、家で親や専門家に教育を受ける在宅教育であるホームスクーリング(home schooling)を正式に学歴として認める案が検討されている。

教育人的資源部(教育部)は2日、「学校制度への不適応や宗教的・教育的信念などの理由から、家で勉強するホームスクーリングを学歴に認めてほしいという要求が多い」とし「政策研究を経て制限的に認める案を検討している」と明らかにした。

現行の初・中等教育法によれば、義務教育対象である小・中学校の児童・生徒が疾病などやむをえない理由で就学が不可能な場合に、猶予や免除を受けることができるが、学校教育に対する不満を理由に学校に通わず家で勉強する場合はそれに該当しなかった。

これについて、教育部関係者は「ホームスクーリングは、児童の社会的経験を剥奪し学習権を侵害する可能性があるが、制度教育に不満を抱くため、あるいは学生の個性と適性を生かすためにホームスクーリングをする家庭が増えているため、これを学歴と認める案を検討している」と明らかにした。

教育部は「ホームスクーリングを認めても科目、教材、講師などについての市道教育監の情報要求、生徒の最低学力基準などを厳格に決めて制限的に認める」と明らかにした。

現在、国内には正確な統計がないが、代案教育運動や宗教的信念によってホームスクーリングを行っている家庭は5000件程度だと推定されている。

インターネットを通じて学習資料に対するアプローチが容易になったのも、ホームスクーリング拡散のもう一つの要因だ。

ホームスクーリングが早期に始まった米国、英国、カナダなどは、ホームスクーリングを正式学歴として認め、ホームスクーリングの教育課程と学習計画を管轄の教育庁に届け出て、定期的な学力評価を受けることなどを条件に教育費を支援している。



inchul@donga.com