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アジア「新しい顔を」、欧米「若い頃のスタイルを」

アジア「新しい顔を」、欧米「若い頃のスタイルを」

Posted October. 22, 2005 10:30,   

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女性の容貌についての関心が高まるなか、世界の整形市場が着実な成長ぶりを示している。米・整形外科協会(ASPS)の統計によると、米国の整形市場の規模は昨年末現在で12兆ウォン(約1兆円)と、世界最大であり、毎年平均7%の成長を続けている。中国の整形市場は2000年以降、大都市の高所得層を中心にブームが広がり、年平均20%の成長率を示している。

韓国の整形市場は、3兆〜4兆ウォンと推定されている。美しい要望と抜群のスタイルを望むこと自体は、洋の東西を問わない。だが、ホワイト氏とチャン氏の事例からわかるように、欧米では「全盛期」の姿を取り戻そうとする整形手術が主流だとしたら、アジアでは「本来の私」を捨てて「新しい私」を求める、というのが特徴だ。

▲過去に戻りたい〓ASPSによると、米国では、昨年920万人の女性が整形手術を受けた。整形の分野別では、注射でシワをなくすボツリヌス治療の患者が300万人(32.6%)で最も多かった。手術の種類別では、脂肪吸引が32万5000人でトップ。これは、かつてのスリムで若々しい姿を取りもどそうとする試み、と考えられる。ボツリヌス治療や脂肪吸引は、整形手術のうち、顔や体の輪郭を大きく変化させないのが特徴だからだ。年齢別では、40代以上の中年が大半だった。20代以下は2%にすぎなかった。

▲「新しい自分」を求めて〓アジアの整形手術は顔に集中している。若い女性が大半であり、はなはだしいのは幼齢期にさえ手術を受けるのが特徴。中国官営・英字紙「チャイナデイリー」は最近、中国の若い親たちが、3歳児に二重まぶたをつくるための手術を受けさせたり、鼻を高くする手術を受けさせるほど整形ブームが広がっている、と報じた。

8月、韓国の化粧品メーカー(太平洋)が整形手術の経験者を対象に調査したところ、二重まぶた(39%)、鼻(6%)の順だった。年齢は20代が70%以上だった。中国・天津に進出したソウル整形外科イ・ミング博士は、「アジアでは二重まぶたや鼻を高くする手術、顔の輪郭を変える手術がはやっているが、これは、これまで存在しなかった『新しい私』をつくろうとするもの」と述べた。新しい私のモデルは、「スリムでグラマーな」欧米人女性。

一方、最近、台湾・香港・中国では、韓流の影響で整形パターンが似てきている。米紙・ウォールストリートジャーナルの電子版は20日、韓流の影響で、韓国的な美人の概念がアジア地域で人気を博し、アジア女性らが「顔をつくり直すため」ソウルに押し寄せている、と伝えた。



gdt@donga.com