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証券会社はいま「春秋戦国時代」

Posted October. 22, 2005 10:30,   

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●「各企業それぞれのアドバンテージ」

「頂点に立ってはじめて気づきました。向こうに新しい世界があるということに…」

ウリ投資証券が4月、このようなテレビCMを流したことに、三星(サムスン)、大宇(テウ)、現代(ヒョンデ)証券など、従来の強豪勢が反発している。

「だれが頂点に立ったのいうのか」「本物のトップは別にいるのに、どうして『偽物』が幅を利かしているのか」という非難が相次いだ。

7、8月には三星証券と大宇証券が、時価総額で逆転に逆転を重ね、トップ争いを演じた。この競争がマスコミの関心を浴びると、他の証券会社は「ばかばかしいトップ争い」だと皮肉った。

いったい、どの証券会社がトップなのだろうか。実際に、会社ごとにそれぞれ、打ち出せるアドバンテージがあるため、首位を選ぶのは容易ではないという評価だ。

昨年の資産規模が6兆2722億ウォンで業界トップだった三星証券は、今年9月末現在の株式預託資産(28兆ウォン)と海外株式仲介部門のシェアでトップとなっている。全体の時価総額も1位だ。

ウリ投資証券は、合併以後自己資本金が1兆8630億ウォンに増え、同部門の1位だ。9月末現在の総合資産管理(ラップ・アカウント)の誘致および評価金額、企業金融(IB)の営業収益でトップにのぼりつめた。

大宇証券は、伝統的なランク分類基準である仲介手数料分野で、シェア8.5%で首位となった。今年上半期(4〜9月・3月決算法人)の営業利益(1370億ウォン)と純利益(1403億ウォン)部門でも首位の座は当確とみられる。

現代証券は、昨年540億ウォンの純利益を出し、大型証券会社トップ5のうち1位となった。さらに、営業店舗が134店で業界最多だ。

大韓(テハン)投資証券は、個人資産の受託額が7兆4000億ウォンで1位だ。韓国投資証券も合併以来、収益証券の販売残高が1位であることと、全体資産規模が1位圏だということを売り物にして業界トップを主張している。

●競争は業界発展に好材料

数年前まで、韓国証券業協会は、株式仲介約定規模を基準に証券会社のシェアのランキングを発表した。

当時は、大部分の証券会社が仲介手数料を主要収入源にしていたため、このランキングに異議を唱える会社はほとんど見当たらなかった。

しかし、手数料収入競争から降りると宣言する証券会社が現れると、証券業協会はランキング発表を中断した。以後、証券会社ごとにトップを主張しあう「春秋戦国時代」が開かれたわけだ。

メリッツ証券の朴ソクヒョン研究員は、「証券会社が自社ならではの特化戦略に基づいた強みを発展させており、どこがトップなのか選びにくくなった。手数料競争から脱却し、多様な分野でしのぎをけずることは、業界発展にとって肯定的材料だ」と評価した。



roryrery@donga.com