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清渓川、47年ぶりに清流 市民感動も急がれる安全対策

清渓川、47年ぶりに清流 市民感動も急がれる安全対策

Posted October. 03, 2005 03:16,   

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47年ぶりに清流が戻った清溪川(チョンゲチョン)は、多くの人々に感動を与えた。1日午前10時に一般市民に公開された清溪川には、2日も夜遅くまで、市民たちでごった返した。

しかし、開放初日、50代女性が墜落死する事故が発生し、懸念されていた安全問題が早急な課題として浮かび上がった。

▲週末の2日間80万人が殺到〓1日だけで清溪川を訪れた人が58万人に達するなど、1、2日の二日間で80万人余りが寄せ集まった。1日午後6時に開かれた「清溪川開通」行事に前後して、清溪広場と川岸路、散歩道などが、殺到する人波でごった返した。

家族、恋人、友達同士で清溪川を訪れた市民たちは、さわやかな音を立てながら都心の真ん中を流れるきれいな水に魅了されたようだった。昔の清溪川を記憶している60代以上のお年寄りが特に多かった。

清溪川を見るため忠清南道禮山郡(チュンチョンアムド・イェサングン)から来たという李ギュスンさん(80)は、「若いときに清溪川の流れを見たが、半世紀ぶりに再び流れるのを見れて、感慨深い。川だけでなく、あちこちに美しい壁画や噴水があって、散歩するに持ってこいだ」と話した。

清溪広場の滝や広通橋など清溪川の名物の前は、写真を撮ろうとする市民たちで賑わった。

ボーイフレンドと一緒に見にきた李スジンさん(26・女)は、「ソウル市内で足を浸して水遊びができる数少ない場所だ。心理的に漢江(ハンガン)よりもっと身近に感じる」と言った。

▲道路表示やトイレ案内が足りない〓開放二日目の2日には、朝早くから市民が集まった。彼らのうち一部は、道路から散歩道に入る階段が見つけられず、しばらく迷う人もみられた。

家族連れで訪れたという李ソンヒョンさん(45)は、「子供たちがもっと近くで清溪川を見たいと言ったので、散歩道に下りて行く入り口を探したが、案内表示板がなく、しばらく探し回った。全体区間に比べ、散歩道に下りる階段が少なすぎて、散歩道利用に多少不便だ」と言った。現在、清溪川全区間に設置されている階段は両側を合わせて計23ヵ所。

トイレとゴミ箱、案内表示板も全体的に不足している。散歩路にトイレやゴミ箱が無いのを知らず、これを探すため右往左往する市民たちも結構多かった。

▲安全事故・駐車問題も課題〓1日午後10時50分頃、50代の女性が三一(サムイル)橋から清溪川に墜落して死亡する事故があったが、開通前から市民団体やマスコミなどが懸念していた事故が現実に起きてしまった。

特に川岸路の場合、幅が1〜1.5mに過ぎず、手すりの高さも1m以下だが、清溪川の水面までの高さは4〜5mにも及び、墜落事故が起きる可能性は高い。実際、二日間で清溪川周辺には人波がかなり殺到したため、手すりのあちこちで危ない場面が目撃された。

横断歩道が散歩道の進出路とずいぶん離れていて、信号体制が不安定であるため、市民が頻繁に無断横断をするだろう、との指摘もある。この他にも、駐車案内表示板が足りず、駐車場を探し続ける車と運行する車が交通渋滞を加重させた。

シン・ウソクさん(46)は、「近くに有料駐車場が多いということを聞いたから車に乗って来たのに、駐車場がどこにあるのか、どう行けばいいのかに対する案内がなく、しばらく迷わざるを得なかった。車に乗ってきた市民に対する配慮も必要だ」と指摘した。



crystal@donga.com sys1201@donga.com