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1人当たりの奨学金 国立はソウル大、私立は金剛大が最多

1人当たりの奨学金 国立はソウル大、私立は金剛大が最多

Posted September. 16, 2005 06:34,   

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奨学金をもらうのに一番有利な大学はどこだろうか。答えは、国公立大学の場合はソウル大学で、私立大学の場合は金剛(クムガン)大学だ。

大学が支給する奨学金総額を全登録学生数で割った結果、両大学がそれぞれ年間55万7000ウォンと252万8000ウォンで1位を占めた。学生数に比べて奨学金の財源が豊かだという意味だ。

これは、国会教育委員会所属の李周浩(イ・ジュホ)ハンナラ党議員が教育人的資源部に要請して、15日に公開した「2004年度全国国公立及び私立大学の奨学金支給の現況」で明らかになった。同資料には、全国の大学別奨学金支給の現況と規模、順位などが盛り込まれている。

▲「拡大する貧富の差」奨学金〓全体の奨学金規模が最大である国公立大学は昨年232億5000万ウォンを支給したソウル大学だった。私立大学は延世(ヨンセ)大学が421億9000万ウォンで一番多かった。

登録学生1人当りの奨学金が一番多い国公立大学はソウル大学、韓国体育大学(42万ウォン)、仁川(インチョン)大学(41万ウォン)、韓国海洋大学(37万ウォン)の順だった。私立大学では金剛大学に続いて、韓国情報通信大学(217万ウォン)、嘉泉(カチョン)医科大学(212万ウォン)、浦項(ポハン)工科大学(188万ウォン)などが上位にランクされた。

これらの大学の多くは財団が堅実で、医科大学や工科大学など学費が相対的に高い理工系大学という共通点を持つ。

仏教財団が設立した金剛大学は去年、登録金の全額奨学生(授業料免除)が全体の92%にのぼる。4つの専攻科目に毎年120人余りの学生しか選ばない小さな大学だが、一定の単位以上を取得すれば奨学金をもらうことができる。

韓国体育大学は体育人育成という特殊目的の下、62%の学生に登録金全額を奨学金として免除していると、大学側は説明した。

奨学生の1人当りの奨学金は、国公立大学では仁川大学(116万ウォン)、ソウル大学(112万ウォン)、韓国体育大学(94万ウォン)、私立大では嘉泉医科大学(360万ウォン)、ソンミン大学(347万ウォン)、浦川中文(ポチョン・チュンムン)医科大学(279万ウォン)の順で多かった。

国家及び地方自治体からの支援金が最も多い大学としては、国公立大学ではソウル大学、釜山(ブサン)大学、慶北(キョンブク)大学、全南(チョンナム)大学、私立大学では延世大学、漢陽(ハンヤン)大学、嶺南(ヨンナム)大学、高麗大学の順だった。

一方、江陵(カンルン)大学、仁川大学、淑明(スクミョン)女子大学、尚志(サンジ)大学、光州(クァンジュ)カトリック大学など13の大学は、国家や地方自治体から奨学金支援を一銭も受けられなかった。

▲底所得層向けの奨学金が少ない〓1人当りの奨学金の平均支給額は国公立大学が62万8000ウォンで、私立大学の118万ウォンの半分水準に止まった。

奨学金を与える理由は「成績優秀」が一番多く、その次に勤労奨学、家計困難などだった。

国公立大学は成績優秀奨学金が全体の74%を占める一方、家計が困難な学生に与える奨学金は3%だけだった。私立大学の割合が、成績優秀が37%、家計困難が11%であるのに対して、むしろ低所得層の学生のための奨学金が少なかった。

李周浩議員は「低所得層や地方の学生たちを支援する奨学金が脆弱だ」とし、「ソウル大及び地方の主要拠点大学は家計困難者でも成績の優秀な場合が多いので、成績に偏る奨学金の支給基準を見直す必要がある」と指摘した。



lightee@donga.com