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[外交交差点]「インドでも母親を『オンマ』と呼びます」

[外交交差点]「インドでも母親を『オンマ』と呼びます」

Posted September. 16, 2005 06:34,   

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ほんの1ヵ月前まで、インド・テレビ「スターニュース」のメラジ・ドュベ記者にとって、韓国は「LG・三星(サムスン)・現代(ヒョンデ)」の別名に過ぎなかった。インド市場に進出している韓国企業が、韓国に関する全てだった。

ドュベさんは15日、LGサンナム言論財団とソウル大言論情報研究所が共同運営する知韓ジャーナリスト育成プログラム「ソウル大−LGプレス・フェローシップ」の4週コースを終えた。17日に帰国するが、これから韓国という絵を描きなおせるようになった、と話した。

「LGは電子製品中心の企業だと思っていたが、化学分野にも進出しており、三星は携帯電話だけでなくマンションも建ててますね。韓国の『財閥』についても初めて聞きました。特に、飲食店から交通体系まで、韓国の多くのシステムがとても效率的だという印象を受けました。バラバラになっていたパズルを、一つずつ合わせて行く気持ちです」

ドュベさんは韓国とインドだけでなく、過去と現在を繋ぐ特別な経験もした。

2年前、インドを訪問した韓国政府関係者を通じて、古代伽揶(カヤ)の首露王(スロワン)が阿踰陀(アユタ)国の王女である許黄玉(ホ・ファンオク)を妻にもらったという話を聞かされた。

プログラム日程と別途に、ドュベさんは慶尚南道金海(キョンサンナムド・キムヘ)を訪れた。ドュベさんは、「インドでは許皇后に対して聞いたこともなかった。だが、許皇后の御陵の前に立つと、胸がじんとした」と語った。

「インド北方のビハ地域に「ガヤ(Gaya)」という名前の都市があります。また、インドでも母親を『オンマ(ママという意味の韓国語)』と言います。韓国と発音がまったく同じです。祖父母や父母にお辞儀をするのもそっくりです。このように、インドと韓国が繋がっているという点がとても面白かったです」

ドュベさんだけでなく他の記者たちも、韓国で自国との接点を見つけるために努力した。

ベトナム「サイゴンタイムズ」のタン記者は、モデルエーシェンシーで韓国の俳優とモデル、マネージャーを取材した。韓流フィバーの根を見たかったというタン記者は、「ベトナムに帰って、韓国芸能界のトレンドをはじめ、俳優とモデルの芸能界進出など全般的な産業動向を読者たちに伝えようと思う」と話した。

「フィリピンスター」のエデン・エストパセ記者は、ソウルに居住するフィリピン同胞たちに会った。

「フィリピンの同胞たちがインターネットを通じて、祖国の家族や親戚とどれくらい簡単に繋がっているのか、活用度はどのぐらいなのかを取材しました。韓国のインターネット普及率が相当高くて驚きました」

ドュベさんをはじめ、今回のフェローシップを終えた記者は計8人。フィリピン、ベトナム、中国、ロシア、ウズベキスタンなどから来た。1997年に始まった同プログラムで、今まで14ヵ国の62のマスコミから90人あまりのジャーナリストが参加した。



lycho@donga.com