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清溪川、ソウル都心のヒートアイランド冷却効果

清溪川、ソウル都心のヒートアイランド冷却効果

Posted August. 12, 2005 03:04,   

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清溪川(チョンゲチョン)が復元され、再び水が流れだした場合、周辺の気温は近隣都心より平均3.6度程度下がるという調査結果が出た。

これは11日、ソウル市政開発研究院(市政研)が清溪川開通「D−50日」(12日)を迎えて公開した資料によるもの。

同資料によると、先月27日の清溪川通水時、崇仁(スンイン)ビルなど清溪8街の10カ所と近隣の新設洞(シンソルトン)ワンサン路の10地点で気温を熱画像測定カメラで測定した結果、清溪8街が平均32.7度だったのに対し、ワンサン路は36.3度だった。

とくに、同日午後1時、清溪川8街10ヵ所の測定地点のうち、水が流れているところの気温は27.7度で、近隣のワンサン路中心部の37.3度に比べ、およそ9.6度も低かった。

このため、10月1日に清溪川が開通し、本格的に水が流れた場合、ヒートアイランド現象を緩和し、ソウル都市部の気温を押し下げるものと期待される。

市政研の分析によると、清溪川に水が流れれば気温は最大10〜13%低下するものと分析された。これは真夏の気温が30度ならば3、4度は下がるという意味だ。

市政研はまた、清溪高架の撤去後である2004、05年3度にわたって清溪4街と近くの鐘路5街の気温を比較したところ、清溪川のほうが平均0.1〜3.7度低かったと明らかにした。

市政研の都市環境研究部の金雲洙(キム・ウンス)研究委員は「清溪高架を取り払う前は、清溪川一帯の平均気温がソウル全体の平均より5度以上も高かった。高架の取り壊しで風通しがよくなったので気温が低下したうえ、水が流れれば気温はさらに下がるだろうということを裏付けている」と説明した。

これまで市政研は、03年3月〜05年7月に清溪4街、8街あたりで熱画像測定カメラを利用し、計7回にわたって清溪川復元前後のヒートアイランドの変化ぶりを比較・分析してきた。

市政研は今後、清溪川地域に植えた水生植物と街路樹などが育ち、緑地空間がますます広がるとヒートアイランド現象はいっそう弱体化するものとみている。

一方、森林科学院が02年から3年間、衛星映像測定を通じて大邱(テク)市のヒートアイランド現象を測定したところ、都心のアスファルトとコンクリートなどの表面温度は40度まで跳ね上がった反面、緑のある緑地空間では20度以下に低下したことがわかった。



likeday@donga.com sys1201@donga.com