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金大中政権の盗聴捜査 検察、原点からスタート

金大中政権の盗聴捜査 検察、原点からスタート

Posted August. 12, 2005 03:04,   

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国家安全企画部(安企部、国家情報院の前身)と国家情報院(国情院)の違法な通信傍受(盗聴)事件を捜査中のソウル中央地検公安第2部(徐昌煕部長)は11日、前職・現職の国情院職員3人を呼んで、安企部の秘密盗聴組織「ミリムチーム」の活動と元ミリムチーム長・孔運泳(コン・ウンヨン、58、拘束収監)容疑者から盗聴テープを回収した過程を取り調べた。

検察は、千容宅(チョン・ヨンテク)元国情院長の自宅と事務所から回収した押収物への分析が完了したことによって、前職・現職の国情院職員らに対する捜査結果に基づいて、千元院長の召喚時点を検討中だ。検察関係者は「三星(サムスン)構造調整本部長の李鶴洙(イ・ハクス)氏を再び召喚する計画は現在のところなく、李健煕(イ・ゴンヒ)三星グループ会長と洪錫鍱(ホン・ソクヒョン)前中央(チュンアン)日報社長の召喚も、原論的には検討対象だが、依然として決まったものではない」と話した。

一方、国情院が金大中(キム・デジュン)前政権時代に行われた盗聴に対する捜査結果を最近、検察に提出したが、その資料の根拠は貧弱なものとされている。検察関係者は11日、「国情院が提出した資料には、たいした内容がない」とし、「捜査結果を裏付ける根拠が少ない」と話した。同関係者は「最初からスタートするつもりで、国情院の協力を得ながら、徐々に捜査する計画だ」と話した。

このため今後、検察が金大中前政権時代の盗聴行為を究明するためには、相当な時間と苦労があるものとみられる。国情院が盗聴事実を認めたため、検察は5日、およそ260ページにのぼる調査資料を国情院から受け取り、資料を検討するとともに捜査計画を講じてきた。



jefflee@donga.com wing@donga.com