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僧侶と神父が足球勝負

Posted August. 08, 2005 03:04,   

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僧侶と神父が指導する田舎の少年サッカーチームが、宗教の壁を越えて結びつくという内容のファミリー映画「ボリウルの夏」(2003年上映)。

種目はサッカーではなく足球(チョック=ネットを挟んでサッカーボールを足だけで交わすゲーム)、僧侶と神父は、監督ではなく選手と、違いはあるが、勝敗を越えて結びつく映画の中の美しい姿が、現実となって現れた。

7日午前10時、江原道平昌郡珍富面(カンウォンド・ピョンチャングン・チンブミョン)の五臺(オデ)川の川辺にある足球競技場。

ネットを挟んで、大韓仏教曹渓宗第4教区本寺である五臺山月精(ウォルジョン)寺の僧侶4人と、天主教春川(チュンチョン)教区所属の神父4人が対戦した。

試合は、月精寺が今年2回目の主催となる「月精寺住職杯平昌郡足球大会」のエキジビション・マッチで、月精寺の僧侶たちの「挑戦」を神父たちが快く受けて立ったことで、実現した。

月精寺の僧侶たちは、4月にも、地域の牧師たちとサッカーの実力を競う予定だったが、牧師たちの都合で、惜しくも中止になったことがある。

30度を超える蒸し暑い天気だったが、僧侶たちは僧服を着たまま、神父たちは半ズボンをはいていたが司祭服を着て、ゲームに打ち込んだ。

月精寺の住職であるチョンニョム氏は、一年中愛用している毛皮付きのゴム靴を履き、麦わら帽をかぶって出場し、注目を集めた。

月精寺の僧侶たちは4月に、平昌地域の有力者たちとのサッカーの試合に2対0で勝ち、昨年の足球大会では、強豪チームである平昌郡足球連合会員たちと接戦を繰り広げるほどの実力派だが、神父たちの実力も負けてはいない。

第1セットは神父側が、第2セットは僧侶側が勝ったが、最後の第3セットは、デュースにまでもつれこんだ接戦の末、16対14で神父チームが勝利した。

しかし双方は、勝敗に関係なく、試合中、終始笑いを絶やさず、試合後には互いに水を分け合って激励しあった。

月精寺の朴宰賢(パク・ジェヒョン)宗務室長は、「スポーツを通じて、他宗教との壁を崩し、地域住民たちとの結びつきを強めるために、試合を準備した」とし、「来年も、神父と足球勝負をする計画だ」と話した。



cschoi@donga.com