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核兵器の国際世論、「廃棄」では大方一致 韓日米中独仏の6ヵ国結果

核兵器の国際世論、「廃棄」では大方一致 韓日米中独仏の6ヵ国結果

Posted August. 06, 2005 06:18,   

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▲核兵器の影響力〓韓国人は核兵器の影響力を、相対的に大きいと考えている。「核兵器を保有すれば、他国の攻撃を防げる」との見方に62%が同意し、「核兵器を保有すれば、国際社会でさらに強力な政治的影響力を持つことができる」との見方についても、63%が「そうだ」と答えた。

しかし、日本人の認識は異なった。核兵器の抑止力と政治的な影響力を尋ねる質問に、それぞれ35%と33%が同意するのにとどまった。同じ質問に対するドイツ回答者の同意率は23%と50%で、日本と似ていることが分かった。

また、中国人の場合は韓国の回答者に似ていた。核兵器を保有することで他国の攻撃を防げるとの見方に57%が同意し、核兵器を保有すれば国際社会での影響力が増大するとの見方についても70%が認めた。

▲核兵器の保有〓「今後、核兵器保有国が増えるものと思われるか」という質問には、核兵器保有国(米国76%、中国75%、フランス63%)の大半が増えるだろうとの見方を多く示しているのに対し、核兵器を保有していない国では53〜55%で、相対的に低かった。

核兵器を保有していない国の国民に「自国が核兵器を持つことについて同考えているのか」を尋ねたところ、韓国人は賛成52%、反対43%で、賛成の意見が若干高かった。しかし、日本人は86%が核兵器の保有に反対し、ドイツ人も93%が反対の意見を示した。

北朝鮮の核兵器保有について、韓国人回答者の57%が「認めない」という反対の立場を示した。しかし「保有できる」との回答も41%にのぼった。

▲核兵器使用の可能性〓「今後の10年以内に、世界のどこかでは核兵器が使われるものと考えているか」との質問に、6ヵ国のうち唯一米国人だけが、その可能性を高く評価した。韓国人回答者の59%が「使われないだろう」と回答し、中国人とフランス人も同じ割合だった。

ドイツの場合、71%が今後の10年以内に核兵器が使われる可能性を否定し、最も高かった。日本でも「使われないだろう」(49%)という回答がさらに多かった。

しかし、米国では今後の10年以内に核兵器が「使われるだろう」との回答が69%も出て、残り5カ国とは正反対の結果を見せた。

▲核兵器使用の主体〓「誰が核兵器を使う可能性が高いか」との質問についても、米国人は核兵器保有国(23%)よりはテロリスト組織(74%)の方にさらに大きな比重をおいた。ドイツでも、テロリスト組織による使用の可能性(65%)が高い、との見方が多かった。

韓国・日本・中国の3国では、核兵器保有国とテロリスト組織による使用の可能性が半分ずつだとの見方が多く、フランスでは核兵器保有国家が使用する可能性がやや高い、との見方が多かった。

▲核兵器の廃棄〓「国際社会は核兵器の廃棄を目指すべきか」との質問には、ドイツ人の95%、日本人の85%が「そうだ」と答え、中国(84%)、フランス(84%)、韓国(75%)、米国(74%)など残りの国の大半も共感を示した。



sunny60@donga.com