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本国宛て公電、駐中大使館が3508件で最多

本国宛て公電、駐中大使館が3508件で最多

Posted August. 05, 2005 04:58,   

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各国に駐在する韓国大使館の「一学期の成績表」はどうだろう。

基準が曖昧だからと同意しない人も少なくないだろうが、ひとまず本国に送る「公電」発信の統計が評価の指標になりそうだ。

本紙が単独入手した外交通商部の上半期の外交公電の発信統計を見ると、中国駐在大使館が3508件で単独トップ。一日平均20件の割合だから、かなりの量だ。続いて駐米大使館、駐日大使館で、国際会議が多い駐ジュネーブ代表部と駐国連代表部が後に続く。

公電報告の主な内容は、駐在国と本国間の懸案に関連したもので、韓国の行政に参考になる報告もかなりの数だ。形式には、一般用語で送る平文と暗号化した秘文がある。

中国大使館が1位を占めたのは、何といっても仕事が多いということだ。上半期の統計だから、11日間続いている6者協議の関連公電は含まれていないのにである。特に、駐米大使館の報告件数を上回ったことは、中国の比重がいかに大きくなったかを実感させる。

大使館には、外交通商部の所属の他にも、各省庁から派遣された「駐在官」も勤務しているが、彼らの公電発信の統計をみると、省庁別の偏差が大きくて興味深い。

駐日大使館の場合を見よう。分野別では、歴史問題で息つく暇のない政務分野で932件。さらに領事、経済、広報、総務の分野と続く。

その他、各行政省庁から派遣された駐在官の中で、1位は農林分野で95件だった。

農食品分野は、国家全体の輸出における比重は小さいけれど、「体感比重」はかなり大きいため、仕事はそれだけ多い。続いて、建設、統一、情報、科学、海洋、教育、関税、文化の順に、それぞれ74〜58件。省庁によっては勤務者が1〜3人と異なり、1人当たりの件数を考えると、その差は大きい。

「一学期の成績表」に対する関係者たちの反応も、興味深い。

報告の件数が少ない分野や省庁の職員たちは、大半が「量より質ではないか」と一笑にふす。国益のために忙しく走り回ったのに、報告件数だけを見て評価されては、やりきれないという反応だ。

その一方で、報告件数の多い人は、冗談まじりに「仕事も仕事だが、接待もうまくなければ…」と言って笑った。



hanscho@donga.com