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目立つ2国間協議、米で「対北朝鮮政策に変化」の見方強まる

目立つ2国間協議、米で「対北朝鮮政策に変化」の見方強まる

Posted July. 30, 2005 03:06,   

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28日、米ホワイトハウスの定例ブリーフィングで報道官と記者の間に「ちょっとしたやり取り」があった。

記者たちは、「ブッシュ政府が北朝鮮を正式な交渉相手にしている。根本的な変化があるのではないか」としつこく質問した。このときまでに、中国・北京での6者協議では米朝間の2国間協議が3度も開かれ、協議時間も毎回2、3時間を軽く越えていることから、事実上、対北朝鮮政策基調の変化を意味するものではないか、という主旨だった。

しかし、マクラレン報道官は終始同じ答弁だけを繰り返していた。「接触はしたが交渉ではない。接触も6者協議の枠組みの中で行われたに過ぎない。北朝鮮だけに別途で会っているのでもない」と。それまで「原則的に」強く否定し続けていた2国間協議の形式が浮き彫りになるのをはばかる様子がありありと見えた。

同じ応答が繰り返されると、一部の記者たちは「(ホワイトハウスは)変化を認めることを恐れている」という批判さえした。ホワイトハウスの愛妻である米紙ワシントンポストさえ、同日付で「ブッシュ政府が北朝鮮との2国間会談を禁じるとした方針をほとんど放棄するなど重要な変化が感知される」と報道した。

同紙は「もし数年前に今のようなことが起きていたら、関係者たちは一列に並んで鉄砲玉を食らっていただろう」という言葉も引用した。1期目のブッシュ政権下(2003年8月)で国務省の北朝鮮担当特使を務めた経験のあるフリチャード・ブルキングス研究所客員研究員の言葉だ。

しかし、これに対してワシントン外交筋は、「会談形式の変化に注目するのはあまり意味がない」とし、「2国間接触が増えたという理由だけで米国が核開発放棄を拒否する北朝鮮政権に対し、以前より寛大な政策決定を下すとみるのは計算違いだ」と話した。

一方、ライス国務長官は公営PBS放送のインタビューに応じ、「袖をまくり上げて、進展があるまで長いこと仕事をする用意ができている」と語った。6者協議が長期化するかも知れないという意味だ。



srkim@donga.com