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「誰を選ぶの?」済州道行政改編の住民投票、無関心はなぜ?

「誰を選ぶの?」済州道行政改編の住民投票、無関心はなぜ?

Posted July. 25, 2005 03:04,   

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投票の結果は「済州(チェジュ)特別自治道」推進とかみ合っているうえに、今後の△放射性廃棄場処理施設誘致のための住民投票△忠清北道清州市(チュンチョンプクド・チョンジュシ)—清原郡(チョンウォングン)統合住民投票などにも影響を与えるものとみられ、政府でも関心を示している。

しかし、投票日が迫っているにもかかわらず、済州道の道民たちは投票にそれほど関心がないようだ。市・郡統合で利害関係が行き違う済州道の公務員と残り四つの市・郡公務員の間で縄張り争いの様相も呈している。

▲「誰を選ぶ選挙だっけ?」〓24日午前、済州北済州郡翰林港(ハンリムハン)。操業を終えて漁船から降りた李某氏(63)は住民投票に対して質問すると、「誰を選ぶ選挙ですか。北済州郡長の補欠選挙ですか」と聞き返した。

行政構造の再編に対する住民投票を、先月亡くなった北済州郡長の補欠選挙と勘違いしたのだ。

済州島のあちらこちらに住民投票を知らせる垂れ幕がかかっており、張り紙が貼ってあるが、住民たちの参加は盛り上がらない。

それに一部の邑・面・洞の公務員は、市・郡公務員数が縮小するものと予想される「革新的代案」に反対するため、それとなく「投票霧散」を願う気配だ。わざわざ垂れ幕を目立たない所にかけておく場合もある。

南済州郡のタクシー運転手金某氏(41)は、「住民にどんな恩恵があるのかちゃんと教えないで、道と市・郡が互いに縄張り争いばかりしている」と非難した。

このように住民投票をめぐる道−市・郡間の葛藤、不明瞭な行政用語などが住民たちの無関心と冷ややかな雰囲気をけしかけている。

▲投票率への関心〓投票参加は低いと予想されるが、開票結果よりは投票率に関心が集まっている。

呉盈教(オ・ヨンギョ)行政自治部長官は22日、済州で「投票率が50%を超えてこそ済州道民の意思がある程度反映されたと見られる」と話した。

金泰煥(キム・テファン)済州知事も同日、声明を通じて「投票率は『参加自治』を図る物差しになる」とし、「投票率が落ちて開票さえも行われなかったなら、道民のプライドは傷付けられることになる」と強調した。

投票数が投票権者総数(40万2003人)の3分の1に達しなければ開票は行われない。しかし、一般の選挙と違い、公務員が積極的に投票参加を勧めることができない実情だ。

済州島(ジェジュド)選挙管理委員会の関係者は、「公務員が組織的に投票を勧めるのは法に触れるという有権解釈が下された」と明らかにした。



jy788@donga.com