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夏のファッション「サングラス」、目の健康も考えて!

夏のファッション「サングラス」、目の健康も考えて!

Posted July. 18, 2005 03:09,   

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夏休みシーズンだ。陽射しはますます強烈だ。

サングラスの季節だ。この小さなファッション・アイテムで、人は変身する。色とりどりの「サングラス美人」が街や保養地をにぎわす。

サングラスの元来の目的は、紫外線と眩しさの遮断だ。目の健康も考えなければならない。

紫外線が目に及ぼす副作用は、幾度も指摘されてきた。2000年にフランス国立保健医学研究所は、「長時間紫外線に露出されれば、白内障にかかる確率が4倍になる」と発表した。先月、米・眼科協会も、視力を失う恐れがあるため必ずサングラスをかけるように警告した。

●色が薄いもの、無色が一番いいレンズ

取材チームは、サングラス10個をブランドもの、スポーツ用、オーダーメード型、低価型に分けて、紫外線の遮断率を測定した。

その結果、ブランドとスポーツ用は98%以上紫外線を遮断した。病院内のめがね店で作ったものは92%程度。一般めがね店で購入した低価型が80%で最も低かった。セブランス病院のめがね店のチャン・ジョンソク眼鏡士は、「不良品でなければ、たいていのレンズは紫外線遮断コーティング(UVコーティング)が施されているので、80%以上は紫外線を遮断する」と話した。

一般めがねの紫外線遮断率は、40〜60%だった。チャン氏は、「一般眼鏡も1万〜3万ウォンよけいに支払えば、UVコーティングをして100%紫外線を遮断することができる」と話した。

UVコーティングが施されていれば、色の濃度は関係がなかった。濃いレンズが紫外線をより多く遮断するとは限らないということだ。色のないスポーツ用は100%だったが、色の濃い低価型は80%にとどまった。

実際、多くの眼科医が、「色が薄いか、無色がもっともいいレンズだ」と言う。米・眼科協会も、「色は重要ではない」と言明したことがある。

むしろ色が濃いと、可視光線の透過率が低く、長期的に視力低下、色覚異常などの副作用が生じる恐れがある。そのうえUVコーティングが施されていなければ、暗い視野のために瞳孔が拡大して、紫外線吸収率だけが高くなる。したがって、濃い原色レンズはできるだけ避けたほうがいい。

●ドライアイの時は薄い色のサングラスを

格好いいからといって無条件に買ってはいけない。アクリル素材のレンズは、紫外線を遮断できない不良品の場合が多い。このようなサングラスは、一時間以上かければ目が疲れ、ちくちく痛むことが多い。まず材質を確認することだ。

まぶしさを防ぐためにサングラスを使うさいに、知っておくべき点がある。韓国人の虹彩は黒いので、西洋人より光に鈍感だ。したがって、野外活動を長時間するのでなければ、大半はサングラスは必要ない。運転する時も同じだ。

しかし、ドライアイや白内障の症状がある場合は、たいへんまぶしく感じる。この場合は、鏡を見た時に自分の目がかすかに見える程度に色の入っためがねがいい。

用途も考えなければならない。運転用なら色の濃度が50%を超えてはならない。トンネルに入った時に急に視野が暗くなる感じがしたら、運転用には不向きだ。

色によって分けることもできる。色別に長い波長または短い波長の光を遮断して、まぶしさを抑える効果がある。一般に、砂浜ではグリーン、運転をする時はブラウン、野外活動の時はグレーを勧める。

レンズは一般のめがねより大きいものを、縁は頬にできるだけ密着するものを選ぶと、紫外線遮断の効果が大きい。

サングラスにも寿命がある。寿命は3〜5年ほど。それぐらいたつと、微細なひびがレンズに生じる。また色が薄くなったり、レンズがねじれたりする。そうすると「壊れた」部分から光が入って、めまいが起こったり目が痛くなったりする。そのため、磨く時もきめ細かい布を使用しなければならない。

暑い夏、車の中にサングラスを置いてはいけない。温度に敏感なプラスチックレンズが、ほぼ例外なくねじれるためだ。常にケースに入れて、温度が低い場所に保管したほうがいい。

(アドバイス=ソウル大学病院眼科のクォン・チウォン教授、セブランス病院眼科の金ウンクォン教授)



corekim@donga.com