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米国も韓国に似ていく?

Posted July. 13, 2005 04:13,   

한국어

米紙ウォール・ストリートジャーナルは10日、米国で「大学入試に向けたエッセー(論述)作成塾」が広がっていると報じた。米国の大学入試で当落を決める主な要素は、高校での成績、SAT(大学進学適性全国テスト)の成績、ボランティア活動や特別活動の経歴など。

しかし最近、エッセーを通じて自己をアピールさせようとする学生が増えるにつれ、彼らをターゲットにした合宿キャンプやオンライン塾などが雨後の竹の子のように現れている。

各大学は、志願書に250〜500単語のエッセーを書くよう求めているが、似たような点数グループではエッセーが当落を決めるとのこと。こうしたブームに乗って、米最大手オンライン・ブックストアのアマゾンドットコムには「ハーバード大合格生のエッセー50編」など、エッセー関連書が202冊も掲載されている。

受験生のエッセーの下書きを校正したり、相談に乗るウェブサイト「エッセーエッジ」(EssayEdge.com)に加入するためには、299.95ドル(約3万円)の会費を支払わなければならない。会費899ドルを支払えば、エッセー・履歴書の作成や面接時の要領を教えてくれる入試関連会社カプラン(KAPLAN)にも、問い合わせが殺到している。

ニューヨークの「アカデミック・サービス・アソシエーション」が運営している合宿キャンプは、値段がさらに高く、会費が2895ドル。それにもかかわらず、今年118人が登録し、2年前の30人ほどに比べると大きく増えている。こうしたエッセー塾のブームについて、△定形化した書き方の量産△受験生の強迫観念を利用した金儲け△富裕層受験生にだけ有利な風潮、と批判する声が高まっている。

「今のマンションより2倍は広い家で暮らせるよね」

シカゴで勉強した金ソヨンさんが米フロリダ州・アトランティック大政治学科の助教授に採用された後、シカゴの友達から言われた言葉だ。しかし、現実は異なった。

金さん夫婦は、住宅価格として30万ドルを投資することに決心した後、何度もインターネットを探しまわったが、一階建てさえ確保できず、結局、月払いのマンションをレンタルすることになった。金さんは「住宅価格が高騰するにつれ、何だか落伍しつつあるという気がする」とし、「3人の子どもがくつろげる庭付きの家を想像したが、いまでは家探しをあきらめている」と話した。

AP通信は11日、米大都市の住宅価格が急騰し、低所得階層だけでなく金さんのような中間所得階層までマイホーム作りの夢から遠ざかっていると報じた。住宅価格が、労働者の収入より速いスピードで上昇し、ワシントンDC、ロードアイランド、フロリダ、ネバダ、カリフォルニアなど米全域で住宅を購入できる能力を喪失した世帯が増加しているとのこと。

不動産アナリストのマカイブさんは「アメリカ人の大半が過熱した不動産市場に耐えられなくなっている」とし、「住宅資金に収入の50%以上を注入していて、貯蓄するお金や休暇費用などは足りないくらい」と話した。AP通信によると、購入者の一部は過熱した不動産市場のために、マイホーム作りの夢を実現するため、大きなリスク付きのモーゲージローン(担保付きの長期融資)に頼ったりもするとのことだ。



konihong@donga.com sublime@donga.com