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教え方難しい性教育、アニメーションで面白く

教え方難しい性教育、アニメーションで面白く

Posted June. 21, 2005 07:43,   

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#場面1:「私」は家族写真を見て、私がいる写真といない写真を見つけた。ふと「私はどこからどう来たのだろうか」と気がついて、遊び場に行って友達に聞いてみた。しかし「精子に翼がついていて卵子に飛んでいく」、「卵子が綱を投げて精子を引き寄せるのではないか」などの推測だけだった。結局「私」はママ、パパに聞いてみることにして家に行った。ママは「女と男がお互いに近くにいて、一緒に横になると、子どもができるの」と話した。(第1部「私」)

#場面2:ナリにある日から秘密ができた。あるおじさんがナリに「秘密を漏らせば警察が来てナリを連れていくし、ママ、パパもこれ以上ナリを可愛がってくれない」と話した。ある日、美術の時間にナリは自分も気づかぬうちに険しいおじさんの顔を描くと、泣き叫んで運動場に逃げる。先生はナリの話を聞いて「それはナリのの過ちではない。警察へも連れていかれないし、両親もナリをずっと愛してくれる」と話した。(第3部「あなたの過ちではない」)

子どもたちはとても知りたがってるのに、ママ、パパに聞いてもよく答えてくれないし、よく教えてくれないのが「性」だ。

EBSが公社創立5周年を迎えて製作した特集性教育番組「子どもたちが住む性」(22〜24日午後5時35分)は、硬い講義形式の性教育から抜け出して、アニメーションを通じて「性談論」を易しく面白く解説していく。製作期間に1年5ヶ月かかり、製作費用は6億ウォン余りにもなる。

ナムハンギル・プロデューサーは「生物の教科書的な学習方法から脱し、正しい価値観まで易しく面白く伝達することを目的に番組を製作した」ことを明らかにした。

合わせて3部作で製作されたこの番組は、3つのテーマをそれぞれ他のアニメーションの形で画いた。1部作「私」(22日)では「私」という主人公を通じて、男女の身体はそれぞれどう違って、子どもはどうできるのかなどを3Dアニメーションを通じて教えてくれる。特に「3D精子」が登場し、その旅を通じて「卵子」と結びつく姿を立体的に表現した。

中世時代を背景にした2部作「らしく?らしく!」(23日)は、戦闘より料理に関心の多い王子と、女らしくないとよく叱られるお姫の話を通じて、男女の性役割をまた考えてみるエピソードを盛り込んだ。

カナダ作家のチル・ティボ氏の小説『これ以上笑わない小さな少女』を原作にした3部作「あなたの過ちではない」(24日)は、児童性暴力の問題を取り上げる。特に黒い髪の女性主人公「ナリ」を登場させて、性暴力の問題が他人事でない、子どもたちの暮らしを脅かす深刻な問題であることを、親と一緒に考えてみることができるようにしたことが注目される。



bsism@donga.com