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金正日総書記の発言を分析すると…

Posted June. 20, 2005 03:05,   

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▲「韓半島の非核化は金日成主席の遺訓?」〓韓国政府高官は、「金総書記が故金日成(キム・イルソン)主席の遺訓を言及したことは、核放棄の意向を明確にしたことだ」と解釈した。

しかし、北朝鮮が主張する「非核化」の伝統的な意味は、在韓米軍の戦術的核兵器の撤収及び韓国に対する米国の核の傘提供の撤回などを意味してきたため、今回も南北は同床異夢であるという指摘もある。

韓半島非核化宣言に向けた南北交渉に出席した李東馥(イ・ドンボク)元国家安全企画部特補は、「北朝鮮が言った非核化は非核地帯化を意味するもので、北朝鮮に核を持つようにさせる米国の対北敵対政策の粉砕が目的だ」と話した。

▲南北首脳会談の答礼訪問は〓金総書記は「約束は必ず守る」と言いながらも、答礼訪問の時期については、「適切な時点に」とだけ述べた。これについては、金総書記がこれまで答礼訪問をしないと言ったことがないだけに、特に重点を置くことは難しいという解釈が少なくない。

大統領府も、この部分には口を閉ざしている。大統領府関係者は、「北朝鮮としては、金総書記が韓国に答礼訪問しなければならない立場のため負担が大きく、それだけに敏感になる」とし、「我々は新しい提案を出すよりは、待つスタンスを維持する」と話した。

▲6者協議7月開催の可能性は〓金総書記が直接7月という言葉を投じたこと自体が、かなりの進展であることに間違いない。潘基文(パン・ギムン)外交通商部長官は、「もはや6者協議の再開が重要ではなく、6者協議が開かれた後に実質的進展を果たすのが重要だ」と、会談開催自体を楽観した。

しかし、ある政府当局者は、「今回も米国との会談を条件につけるなど、従来の立場と変わったところはなさそうだ」と述べた。北朝鮮の真意を把握するためには、21日から開かれる南北閣僚級会談などで、北朝鮮の態度をもう少し観察する必要がある。



jkmas@donga.com taewon_ha@donga.com