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「夏休みを山寺で」テンプルスティが多様化

「夏休みを山寺で」テンプルスティが多様化

Posted June. 18, 2005 04:32,   

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静かな森の道を歩きながら自然と触れ合い、疲れた心を癒されたり、参禅修業によって「真の自分」を探しにいく。

山寺の生活を体験することで、心身を清める「テンプル・スティ(Temple Stay)」が仏教信者だけでなく、一般人の間でも人気を高めている。今年の夏休みシーズンには多様なプログラムが用紙され、利用者が好みに合わせて選ぶこともできる。

▲状況別カスタマイズ型のテンプルスティ〓忠清南道公州市(チュンチョンナムド・コンジュシ)にある麻谷寺(マゴクサ)が「私、あなた、私たち一緒」をテーマに主催するテンプルステーが代表的だ。身体と心に傷を負った人々のための治癒瞑想、離婚経験者らの新たな出発、夫婦間の容赦と愛の告白、60代以上年配のための美しい老後、20代の就職希望者らのためのプログラムなど多様なテンプルステーが用意される。麻谷寺の布教局長マガ和尚(46)は「同じ問題を抱えて苦しんでいる人同士が、その痛みを見せ合い、互いに寄り合う時、癒しの効果はさらに大きくなると思い、個人の状況を勘案したプログラムを提案した」と述べた。

全羅南道宝城郡(チョンラナムド・ポソングン)にある大原寺(テウォンサ)は「死を準備しましょう」をテーマにテンプルスティを運営する。臨終念仏、遺言書の書き方、自分への霊駕祝願文朗読などのプログラムが用意される。

▲近隣の名所観光と並行するテンプルスティ〓忠清南道瑞山市(ソサンシ)にある浮石寺(プソクサ)は、近隣の浅水湾(チョンスマン)に生息する鳥類を観察する探鳥テンプルステーを運営する。初日の夜、礼拝の後、和尚たちとお茶を飲みながら仏教の自然思想と浅水湾の生態について理解する時間を持つ。翌日には、山鳥を見て、浅水湾探鳥、鴫観察などを行う。

全羅南道海南郡(ヘナムグン)にある大興寺(テフンサ)は、従来の未明の森散策のテンプルステーを細分化し、毎月第2週に大興寺周辺の文化遺跡訪問と未明の森散策を合わせた、南道文化体験のテンプルステーを運営する。毎月第1週と第3週は、大興寺の自然環境を体験する未明の森散策が盛り込まれる。

全羅北道金堤市(チョンラブクト・キムジェシ)にある金山寺は「お腹が空けば食べ、眠くなれば寝る」をテーマに、7月1日から3日までテンプルスティを運営する。礼拝、参禅、般若心経、108拝など仏教の伝統的な修業の他、野生茶作り、近くの母岳山(モアクサン)登り、金堤碧骨堤(ピョッコルチェ)及びアリラン文学館探訪などの日程となっている。

▲学校週休二日制を支援するテンプルスティ〓慶尚北道亀尾市(キョンサンブクト・クミシ)にある桃李寺(トリサ)は、学校週休二日制を実施する毎月第4土曜日に、適当な文化施設がなくて行くところのない農村の子供たちのために、25日から26日まで、人形劇を通じた子供の性教育、環境美術、モザイク教室などを行う。

全羅南道海南の大興寺も毎月第4週、親子で参加する未明の森散策のテンプルスティを運営する。

▲伝統修業を強化したお寺夏の修練会〓テンプルスティが非信者も参加できる、軽い山寺体験中心のプログラムであるのに対し、お寺夏の修練会は信者のための、深みのある修業を内容としている。慶尚北道聞慶市(キョンサンブクト・ムンギョンシ)にある大乗寺(テスンサ)は、性𨩱(ソンチョル)、青澤(チョンダム)和尚によって禅風が巻き起こされたお寺の伝統を復活さえ、「一日20時間、徹夜で、死ぬ覚悟で臨む」参禅を行う修練会を開く。



jkyoon@donga.com