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漢拏山がよみがえる

Posted June. 07, 2005 06:43,   

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▲復元可能性見える〓漢拏山(ハルラサン)の毀損地復元のために使用したのは「緑化麻袋工法」。横40cm、縦60cmの緑の俵に土を入れて毀損地に敷く工法だ。1990年代初め、用役機関の提案した網形マットを敷く「アンカマット工法」を初めて取り入れたが、土を固定させることができず、緑化麻袋工法に変えた。

南壁の頂上を皮切りに2004年まで115億ウォンが投資されて、全体毀損地の58%である13万1200㎡に対する作業が行われた。

このように緑化麻袋が敷かれた毀損地に10年が過ぎた後、ウシノケゲサ、百里香、カラシナ科など164種の植物が根を下ろした。

緑化麻袋が登山路の周辺に敷かれて、登山路が歩きやすい枕木の道に変わった後、廃墟と化したオリモック登山路などは新しい草が生え、安定した生態系を維持する成果をあげた。

1994年から漢拏山頂上の南壁と西北壁、オリモック登山路など毀損がひどい地域に緑化麻袋工法を取り入れた結果、植物被服は最高90%に迫っている。

漢拏山国立公園管理事務所付設漢拏山研究所の高禎君(コ・ジョングン)研究チーム長は「現在までの進行状況を勘案すれば、少なくとも緑化麻袋を敷いた後、10年で植生が復元されるものとみられる」と話した。

漢拏山の毀損地に対する緑化麻袋工法は事実上最終段階に入っており、毀損地が残ってはいるものの、自然現象による毀損が大部分。

これに先たち、漢拏山は1970年代から登山客が大きく増加し、登山路と周辺地域を中心に毀損がかなり進んだ。割れやすい火山岩と土壌凝集力の弱い火山灰土からできているため、他の山より毀損速度が速かった。

1993年にはオリモク〜ウィッセオルムの登山路、頂上一帯など19万5300㎡が、復元作業が進められた2000年の調査では22万5800㎡が、毀損地として調査された。

▲課題〓しかし、このような緑化麻袋工法は済州(チェジュ)スズタケを異常繁殖させて、漢拏山の生態系を人為的に操作する結果を生んだとの異見もある。

済州大学の金文洪(キム・ムンホン)教授は「漢拏山に録画麻袋を敷いてから、高山植物の育つ場所がなくなった」とし「緑化麻袋工法を適用する地域は慎重に選択されなければならない」と主張した。

緑化麻袋工法採用当初、低地帯の植物の種が含まれている土が高地帯に蒔かれ、クローバやカモジグサなど53種にのぼる外来の草木が入ってきた。

高禎君チーム長は「初期の試行錯誤を二度と繰り返さないためにも、漢拏山自生の植物種を採集した後、毎年緑化麻袋に含ませている」と話した。

漢拏山国立公園管理事務所の李光春(イ・グァンチュン)所長は「自然現象による毀損は自然に任せるのが理」とし、「これからは植物の遷移と植生変化に対する長期モニタリングと、漢拏山生態系保護のための専門人材養成にもっと力を入れなければならない」と話した。



任宰永 jy788@donga.com