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「食べる権利保護できない無能さ」AIが北朝鮮酷評

「食べる権利保護できない無能さ」AIが北朝鮮酷評

Posted May. 26, 2005 03:21,   

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アムネスティ・インターナショナル(AI)は25日、北朝鮮政権が住民の基本的人権を剥奪しており、何よりも大きい失敗要因は、2200万の住民の「食べる権利」を保護できなかった「無能力」のためだったと批判した。

AIは、世界人権の実態を盛り込んだ「年例報告書」の北朝鮮項目で、「北朝鮮政府は、長期間続いている食糧危機を悪化させることで、住民の食べる権利を保護できない失敗を続けている」とし、「このため、子どもや住民たちの間に慢性的な栄養失調が広がっている」と指摘した。

同報告書はまた、北朝鮮が、04年にも政治的犯罪を理由に住民たちを投獄し、拷問と処刑を恣行していると主張した。表現や集会、移動の自由が政権によって否定されている点も、指摘された。

北朝鮮のすべてのメディアが共産党の統制を受け、ジャーナリストは党の方針に同調することを強要されるなど、北朝鮮には言論の自由そのものが最初から存在しないという点も指摘された。

AIはさらに、90年半ば以来、少なくとも40人のジャーナリストが、高官たちの名前を誤って書いたという理由で、再教育を受けたことが報告されたとつけ加えた。さらに、国境を越えて中国に脱出し、その後北朝鮮に送還された脱北者の人権に対しても憂慮を表明した。送還された脱北者たちは、拘束や審問、劣悪な環境の収監生活に直面していると指摘した。

北朝鮮の人権問題に対するAIの批判は、時間が経つにつれて強度が増している。



徐永娥 sya@donga.com