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現代美術の大物たち「徳寿宮展示」

Posted May. 24, 2005 03:27,   

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現代美術史の主要ページを飾った大物たちの作品が一堂に会する。国立現代美術館とオランダのステデリック美術館共同主催で、28日徳寿宮(トクスグン)美術館で開幕する「20世紀への旅、ピカソから白南準(ペク・ナムジュン)へ展」。

題名からも分かるように、今度の展示会は立体主義・表現主義・ポップアート・ビデオアートなど現代美術の多様な流派とジャンルを一堂に鑑賞することができる珍しい機会だ。「原作で見る現代美術教科書」という副題が付いているのもこのためだ。ステデリック美術館が所蔵品71点を、国立現代美術館が42点を出した。

先週、ステデリック美術館を訪れたとき、美術館測は韓国に送る作品包装を終えたばかりだった。アムステルダムの運河を見下ろすステデリック美術館は、現代美術の揺りかごとして数えられる所。1895年設立された後、時代ごとに当代では前衛的な作品で評価を受けた作家らに主に展示場を貸した。

カンディンスキーとともに抽象画の先駆者に数えられるモンドリアンの主要活動舞台がここであったし、白南準の初期ビデオ作品もここで展示された。アンディ・ウオホールを含めた米国のポップアートも欧州ではステデリック美術館で一番先に紹介された。

ステデリック美術館が今度の展示会に出した所蔵品はピカソ、ブラク、レジエ、ヴラマンク、ヤヴレンスキー、モンドリアン、カンディンスキー、カレル・アペル、マルセル・デュシャン、ジャクソン・ポロック、マーク・ロスコ、ウィレム・デ・クーニング、ラウシェンバーグ、クレス・オルデンバーグ、ロバート・ロンゴ、ブルース・ナウマン、ジェフ・コーンズなど59人の作品だ。

展示会を共同企画したステデリック美術館のマーティン・ベルトェ副館長は「景観が美しい徳寿宮美術館で展示を行うことになって嬉しい」とし「現代美術の真髄を満喫できるだろう」と話した。特に、彼は今度の展示会を訪れる観覧客は西洋美術と韓国美術の「偶然の出会い」を目にすることになると紹介した。

国立現代美術館が出品した韓国作家らの作品とステデリック美術館の作品のうち、感じが似ている作品を並んで配置する形式で展示会場を飾るという。ベルトェ副館長は「意図的に真似をしたのではないのに似ている作品が出るのは、芸術的共感が時空を超えて形成される証拠」だと強調した。韓国の作家は南𨛗(ナムグァン)、白南準、徐世颼(ソ・セオク)、李禹煥(イ・ウファン)、徐道濩(ソ・ドホ)、盧尚均(ノ・サンギュン)、安奎哲(アン・ギュチョル)、チュ・ジェファン、崔正和(チェ・ジョンファ)。李ブルなど18人だ。

展示は「抽象」「表現」「概念」という3つのキーワードに分けられて、立体主義・幾何学的抽象・敍情的抽象・野獣派・表現主義・抽象表現主義・概念美術・ポップアート・ポストモダニズムなど20世紀を貫く多様な美術史的な流れを理解できるように飾る。抽象画や表現主義作品、設置美術など現代美術は理解するのがやや難しいというのが一般の人々の考えだ。これに対して、ベルトェ副館長は「敢えて作品を解釈し作家の意図を理解しようとすれば頭が痛いだけだ」としつつ、「まず視覚的に楽しみ、胸で感じた後、それぞれが感じたとおり解釈して理解するのが一番良い」と助言した。

展示は8月15日まで。観覧料は成人1万ウォン、中高生7000ウォン、小学生5000ウォン。



琴東根 gold@donga.com