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ローラ・ブッシュ米大統領夫人、中東歴訪で冷や汗

ローラ・ブッシュ米大統領夫人、中東歴訪で冷や汗

Posted May. 24, 2005 03:23,   

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「夫の救援投手」として、ひとりで5日間にわたる中東歴訪に臨んだローラ・ブッシュ米大統領夫人が22日、2番目の訪問国イスラエルで苦境に立たされた。

夫人はエルサレム旧市街でイスラム教、ユダヤ教双方の聖地を訪問した際、20〜30人ほどの反米デモ隊に会った。しかし、夫人は「米イメージの改善」という任務のため、終始微笑で日程を消化した。

▲夫の代役〓ホワイトハウスが夫人の中東訪問に寄せている期待感は少なくない。米国を見つめている中東の視線が、イラク戦と「米紙ニューズウィークの誤報波紋」で最悪だからだ。夫人ひとりでの海外訪問は、今年1月に第2期ブッシュ政権がスタートしてから、すでに2回目となる。今年3月には女性の地位に関する限り「最悪」とされるアフガニスタンを訪問し、「女性の自由」を力説した。

女史は20日、2度目の海外歴訪へ向かう前、フォックスニュースとのインタビューで「第2期政権では、私の役割が大きくなるだろう」と話したりもした。おりしも先週、クウェート議会が「女性にも投票権を与える」と発表した。夫人の中東歴訪効果をアップさせる要因だった。夫人の「内助外交」を今年初め、国務省広報次官に内定したヒューズ広報秘書の作品と受けとめている人は少なくない。

▲ローラ女史の競争力〓ローラ女史が外交特使として、どのくらいの能力を発揮するかは、まだ疑問視されている。しかし、若き時代、図書館の司書を務めた夫人は、優雅なイメージをアピールさせ、80%台の支持度を維持している。

ブッシュ大統領が40%台半ばから抜け出せずにいるのとは対照的だ。とりわけ今月1日、ホワイトハウス出入記者団の晩さんで「スタンディング・コメディアン」として登場して以来、女史の「舞台での演技力」についての評価が高まった。米紙ワシントンポストは22日付で「最近、ブッシュ大統領の演説が『ローラ・ブッシュのコメディー発言』からスタートするケースが多くなっている」と報じた。ブッシュ大統領は、ローラ夫人の高い人気に支えられているという意味だ。

夫人は、ニューズウィークの波紋についても「それは無責任なことだったが、中東地域の反米デモは、ニューズウィークのせいとばかり見るわけにはいかないだろう」とし、バランス感覚を見せてくれたりもした。連日しニューズウィークを非難している行政府の雰囲気とは、かなり異なったコメントだ。



金昇鍊 srkim@donga.com