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命がけで「プレーボール」 イラク・ソフトボールチーム

命がけで「プレーボール」 イラク・ソフトボールチーム

Posted May. 17, 2005 23:09,   

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これらは1年前に誕生したイラク初の女性ソフトボールチーム「バグダッド」の選手らだ。フセイン前政権までソフトボールは、「米帝国主義の産物」とし、禁止されていたスポーツだ。だが、いまや6チームが週末を利用して全国を巡回し、リーグ戦を行っている。

「ジャシム」のチームメイトたちは、週末を除いて毎日グラウンドに集まり、果敢にチャドルを脱ぎ捨て、半そでのユニホームに着替える。そして、「カルリール」のコーチの指導のもと、体操と往復競走で始まる厳しいトレーニングを行う。「カルリール」のコーチは「ヘルメット、バット、保護バンドなどの装備を購入できず、隣国から寄贈してもらっているような状況だが、選手たちは熱情にあふれている」と伝えた。

だからといって、トレーニングにのみ専念できる状況でもない。いつ死ぬか分からない恐怖に耐えなければならないからだ。暑い日差しを避けて、早朝や午後遅く練習しなければならないが、ちょうど、同時間帯に拉致(らち)とテロが集中的に発生しているのだ。実際、練習の途中、銃声と爆弾が爆発する音に驚くことが頻繁にある。

ソフトボールチームを支援する全国野球委員会が、選手をバスで自宅前まで送るが、安心できない。さらに、これらは「女子がスポーツをする」との理由から、激しく非難されたりもする。イラクのソフトボール選手のうち、ベストの20人は、米国の招待で7月に合宿訓練へ向かう予定だ。



gdt@donga.com