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2030年には宇宙観光が…韓国の科学技術、こう変わる

2030年には宇宙観光が…韓国の科学技術、こう変わる

Posted May. 17, 2005 23:29,   

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25年には本当に韓国にも、無病長寿の時代が来るのだろうか。30年には我々の手で開発した宇宙船に乗って火星へ行く「宇宙観光時代」が開かれるだろうか。

国家科学技術委員会は、映画に登場するような、こうした先端科学技術の時代がまもなく韓国で実現すると予測した。

17日、ソウル中区小公洞(チュング・ソゴンドン)ロッテホテルで、呉明(オ・ミョン)副首相兼科学技術部長官の主宰で開かれた国家科学技術委員会で公開された、「05〜30年科学技術予測調査」の内容だ。

今回の調査で政府は韓国が30年までに達成する科学技術として△宇宙と地球△生命と健康△情報と知識など8分野、計761の課題を選定した。とくに、バーチャル・リアリティー及びネットワーク・ゲーム(09年)と電子商取引用のセキュリティ・システム(09年)は、韓国で世界で初めて開発されると予想した。

▲健康〓20年に韓国にnm(ナノメートル、1nmは10億分の1)大のロボットが登場し、血管の中を移動しながらまるで自動車整備工のように血管を掃除して損傷した部位を治療する。また、「ナノカプセル」が体中を移動しながらウイルスなどの病源菌に会えば、中に持っていた薬物を放出して病院菌を撲滅する。

25年には錠剤形の「バイオチップ」が登場して在宅医療サービスが現実化する。この錠剤を飲めば、健康状態が無線で病院に伝送される。

人体の臓器に致命的な病気になれば、自分の幹細胞で「代替臓器」を培養して移植することもできる。こうした展望が実現すれば、20年後には無病長寿の時代が開かれるわけだ。

▲航空・宇宙〓30年ごろ、韓国の宇宙探査局は地球上に存在しない特殊鉱物を、小行星と月で採掘して新素材の資源として活用する技術を開発する。

月には人が暮らせる基地が建設され、月の鉱物資源を利用して品物を作る国際共同宇宙工場が運営される。月にはアルミニウム、チタン、鉄、ケイ素、ヘリウム3などが豊富だが、特にヘリウム3は公害のないエネルギー燃料として脚光を浴びる。

韓国も有人宇宙船の開発を完了して地球の上空100キロの低軌道まで安い費用で旅行できる宇宙旅行観光商品が人気を集める見通しだ。

▲エネルギー・環境〓13年型新車の共通点は石油の代わりに燃料電池方式を採択するということ。燃料電池とは水素を原料で供給すれば、電気と熱を生産する装置で、煤煙がなく水のみを排出する公害のないクリーンエネルギーだ。燃料電池は自動車だけでなく、すべての運送手段に利用することができるため、大きな市場が形成される。

20年以後は、クリーンエネルギーの水素は経済的に大量生産できる原資としても実用化され、有人宇宙都市で太陽エネルギーを架空して地球に送る技術も開発されるものと予想される。

▲安全〓18年、済州島(チェジュド)に上陸するものと予想される台風は新しい気象技術のおかげで、勢力を失って徐々に消滅する。台風の勢力を弱め霧を無くす技術が開発され、人工的に気象を調節できる時代が来たわけだ。

もう14年から人工衛星を利用した監視システムが実用化され、洪水や干ばつなど特定の気象災害で被害を受けた地域を集中的に観測できる。

密蜂や蝶などの昆虫を利用して爆発物を追跡する技術も開発される。電子投票、電子マネー、電子決済など電子商取引用のセキュリティ技術は09年になれば、開発済みで広く活用される。

▲情報技術(IT)〓20年ごろには人とロボットが知能を競うテレビ番組が人気を集める。人の感情を認識し、状況に応じて感情を表現するだけでなく、人間並みの知能と行動能力を持つロボットが現われたからだ。

その前の14年には老人と障害者のための知能型ロボットが開発され、行きたい目的地まで自動で運転する自動運転システムが実用化される。

外国語を通訳する際、表情まで伝えるシステムが登場し、五感を表現し伝える技術が開発される。また、バーチャル・リアリティーとネットワークを活用したゲームが広く普及される。



cosmos@donga.com wolfkim@donga.com