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「黄教授の牛」、日本で検証される

Posted May. 13, 2005 23:17,   

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ソウル大学獣医学科の黄禹錫(ファン・ウソク) 教授チームによって生まれた世界初の「狂牛病耐性牛」が、実際に狂牛病にかからないのかどうかを検証するため13日、日本へ渡った。

同研究チームは2003年12月に生まれた4頭の「狂牛病耐性牛」のうち1頭を同日午後、航空便で筑波にある動物衛生高度研究施設に送ったとことを明らかにした。

同研究チームは「狂牛病耐性牛」の誕生を発表した時から、同牛を日本に送って検証作業をすると話していた。

同研究チームによる「狂牛病耐性牛」は、正常なプリオンたんぱく質がが病原性に変わり、牛の脳に穴を開けて狂牛病が起こるという「プリオン学説」に基づいている。

同研究チームは遺伝子操作で作った正常なプリオンの突然変異体を牛の細胞に移植し、さらに同細胞を核が取り除かれた卵子に融合させるという複製を行い、「狂牛病耐性牛」を誕生させた。

この突然変異体が正常なプリオンが病原性になることを防ぐ働きをすると同研究チームは説明している。

同研究チームは日本に送られた牛に、狂牛病の牛から取り出した病原性のプロオンを注入し、実際に耐性を持っているかどうか調べる計画だ。

ソウル大学獣医学科の李柄千(イ・ビョンチョン、40)教授は、「プリオンたんぱく質の操作で『狂牛病耐性牛』を生み出したため、狂牛病は予防できると考える。ただし、狂牛病は潜伏期が長いため、検証には相当の時間がかかる」と話した。



cosmos@donga.com