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ロシア、北の核実験の時は安保理付託に同意

ロシア、北の核実験の時は安保理付託に同意

Posted May. 12, 2005 23:15,   

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北朝鮮が寧辺(ヨンビョン)原子炉から使用済み核燃料棒を取り出したと11日に発表したことをうけ、米国、中国、韓国などの6者協議参加国の間には、対北強硬論と穏健論が交錯している。

リチャード・ルガー米上院外交委院長は、北朝鮮が核実験を敢行する場合に、国連安保理に付託する問題と関連して、「ブッシュ米大統領は、ロシアが建設的(constructive)に考えていると感じている」との見解を、11日明らかにした。

共和党所属のルガー委員長は同日、ホワイトハウスでブッシュ大統領を面談した直後、「ブッシュ大統領は、中国も(ロシアと)同様に建設的だと感じている」とつけ加えた。

米高官が北朝鮮の核問題の安保理付託について、中国政府が「肯定的」な意思を持っていると公表したのは、今回が初めてだ。

しかし、中国外交部の孔泉報道官は12日、北朝鮮の使用済み核燃料棒の取り出し発表について、「そのような報道を見た。国際社会が注目している」としながらも、「6者協議再開に希望的な兆しがある」と話した。

そして、北朝鮮核問題の国連安保理付託などの制裁問題について、「中国外交の原則は、圧迫に賛成しないことであり、制裁にはさらに賛成しないということだ」としながら、「圧迫と制裁は、問題をより複雑にさせるだけだ」と、反対の意思を再び表明した。

潘基文(バン・ギムン)外交通商部長官は同日SBSラジオの時事番組で、電話で「安保理付託に対する関連国の協議はない状況だ」と話しながら、「我々は、できるすべての外交的努力を行なった後、解決方案がなくても、他の方案を捜すことができるとする立場だ」と述べた。

潘長官は、米国の対北先制攻撃の可能性についても、「韓米などの関連国の間に、事前の合意ができていない限り、不可能だ。心配する必要はない」と話した。

政府は同日、国家安全保障会議(NSC)常任委員会を開いて、北朝鮮の使用済み核燃料棒取り出しの発表をうけ、対応策を話し合った。

政府は、北朝鮮の今回の措置が非常に心配だが、北核関連交渉のための圧迫戦術でもあり得るという判断のため、慎重に対応する方針だ。