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現代自動車労組、「所有と経営の分離」要求

現代自動車労組、「所有と経営の分離」要求

Posted May. 12, 2005 23:17,   

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現代(ヒョンデ)自動車労働組合が05年度の団体交渉を始めながら、「所有と経営の分離」など会社側が受け入れにくい要求案を出したため、交渉が難航することと予想される。

労使問題専門家たちは、起亜(キア)自動車と現代自動車労組の採用不正事件などで労組に対する世論が悪化すると、労組側が交渉力を高めるため、新しいカードを取り出したものと分析している。

現代自動車労組は12日発行した「労組ニュース」を通じて、今年の団体協約要求案を発表した。労組は要求案の始めに、「所有と経営を分離し、専門経営人体制を確立する」と言う内容を団体協約前文に入れることを要求した。また、「会社は労使間審議議決なしに海外に工場を新設できない」と言う内容も入れなければならないと主張した。

夜12時以後の深夜労働をなくし、週刊にだけ8時間ずつ2交代で勤務する「週間連続2交代制」の導入も要求することにした。現在、現代自動車工場は午前8時出勤組と午後9時組がそれぞれ10時間ずつ勤務する2交代制で運営されている。

労組の要求案の中で会社側が最も敏感に応じる部分は、「所有と経営の分離」を強調した部分だ。鄭夢九(チョン・モング)現代・起亜車グループ会長の長男である鄭義宣(チョン・ウィソン)起亜自動車社長を狙ったことと解釈されるため。

現代車関係者は、「所有と経営の分離は、団体交渉では出たことのない要求だ。労組が2世承継を問題にして、交渉力を高めようとするようだ」と言った。

会社側はまた、賃金削減なしに週刊2交代制を受け入れれば、労働者1人当たり年間作業時間が5200時間から4160時間に20%も減少し、会社の負担があまり大きくなると難色を示している。

海外工場を建てる時、事実上労組の「承認」を受けなければならないということも、経営権侵害に当たるので受け入れることができないとの立場だ。



sanjuck@donga.com