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国産リニアモーターカー

Posted May. 10, 2005 23:19,   

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共同で開発した鉄道会社であるロテムと韓国機械研究院は磁気浮上式リニアモーターカーを9日公開し、記者を招待して試乗式を行った。

同車は1993年、大田(テジョン)エキスポ展示場に設置され、12万人が利用したリニアモーターカーの性能を大きく改善したもの。最高時速は110kmで1両に135人が乗ることができる。

同車の開発に参加した韓国機械研究院の金東成(キム・ドンソン)博士は、「マグレブは空中に浮かんで走るため『車輪式』に比べて騷音と震動が極めて少ない」とし「維持費があまりかからず、環境汚染もない『環境にやさしい交通』だ」と誇らしげに語った。

車両の下の部分が線路を包む構造になっていて、脱線のリスクはほとんどない。

また、車輪式に比べて線路にかかる重量が分散されるため、高架線路の橋脚の間隔を広げることができ、建設費も車輪式に比べて10〜30%減らすことができるという。

2007年春になれば、一般人もこのリニアモーターカーに乗ることができるようになる。ロテムは科学技術部の支援を受けて大田エキスポ公園と国立中央科学館を結ぶ1km区間にリニアモーターカー線路を建設して、2007年4月に開通する計画だ。韓国はこれでドイツ、日本に次いで「鉄道産業の花」と呼ばれるリニアモーターカーを商用化した三番目の国になる見込みだ。

現在、ドイツのジーメンス社は中国・上海の都心から空港まで32km区間に高速リニアモーターカーを、日本は名古屋の愛地球博展示場内の9km区間に韓国の同じ方式の都市型リニアモーターカーを運行している。

しかし、前身である現代(ヒョンデ)精工のときから17年間、リニアモーターカーを開発してきたロテムは、最近大きな悩みを抱えている。

国内の各地方自治体が軽電鉄事業を推進する中、運行実績がないという理由で国産リニアモーターカーの選択を躊躇しているからだ。

韓国機械研究院側は「早い時期に国産リニアモーターカーが商用化されなければ、ドイツや日本などの技術に属するしかない」とし、「国内の各地方自治体が軽電鉄の機種で国産リニアモーターカーを選択したら、韓国が次世代交通分野で頭角を現わすのに大きな力になる」と話している。



sanjuck@donga.com