Go to contents

指標は内需回復を示すも、体感景気はまだまだ

指標は内需回復を示すも、体感景気はまだまだ

Posted May. 06, 2005 23:20,   

한국어

内需景気を示す代表的な指標である卸売り・小売業の生産が9ヵ月ぶりに増加へ転じた。内需回復への期待感が実物指標として一部確認されたわけだが、原油価格や為替相場など変数が多いため、景気が再び減速する憂慮もあると、専門家は分析している。

6日、統計庁が発表した「05年3月のサービス業活動動向」によれば、今年3月、卸・小売り業生産は昨年3月に比べて0.5%増加した。前年同月対比、卸・小売り業の生産が増えたのは、04年6月以後では初めてのこと。

卸売業の生産は昨年同月比0.4%減ったものの、小売業では2.1%の増加率を示し、全体卸・小売り業の生産が増加傾向を見せた。小売業の生産は家庭用機器と家具(増加率10.9%)、無店舗小売(3.8%)、その他の商品の専門小売(3.2%)、総合小売(0.6%)など、飲食料業(−3.3%)を除いたすべての業種で増加した。

卸・小売り業を含めた全体サービス業の生産は、同期間1.6%増えた。これは04年6月(1.6%)以後で最も高い水準だ。

サービス業のうち、不動産と機械装備の賃貸業が7.8%増えた。庶民の体感景気と密接な宿泊と飲食店業の生産増加率も1.8%と2月(−9.8%)に比べて大幅に改善した。

専門家は、四半期別の卸・小売り業が依然として減少傾向を見せているため、景気が完全に回復したと判断するのは時期尚早と見ている。今年第1四半期(1〜3月)の卸・小売り業の生産は1.5%が減り、03年同期の1.0%増加以後、8四半期連続して減少傾向を示している。

統計庁の金賢中(キム・ヒョンジュン)サービス業統計課長は、「昨年の景気が極めて低迷していたため、前年同期と比較した指標が大きく改善したように見えている。指標を引き上げるほどの特別な理由はなかった」と述べた。



legman@donga.com