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[社説]すごい!朴英碩探検隊

Posted May. 01, 2005 23:49,   

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「朴英碩(パク・ヨンソク)北極点遠征隊」が05年5月1日午前、とうとう北極点に立った。朴隊長をはじめ洪成澤(ホン・ソンテク)氏、呉煕俊(オ・ヒジュン)氏、鄭賛一(チョン・チャンイル)氏の4人は、それぞれ100kgの荷ぞりを引いておよそ54日にかけて2000kmを歩いて北極点に太極旗を立てた。氷点下55度の厳しい寒さと秒速14m以上の猛烈な吹雪も、彼らを屈服させることはできなかった。韓国人の不屈の挑戦精神と意志、強靭な体力を世界中に知らしめた快挙と言わざるを得ない。

朴隊長はヒマラヤ8000m台の高峰14座と7大陸最高峰完登に続いて南極と北極点の征服に成功したことで、世界初の山岳グランドスラムを達成した。数え切れない挫折を乗り越えて得た結実であるため、さらにその意味は格別で大きい。

人類の探検の歴史が物語っているように、偉大な冒険家の成就は個人の栄光を超えて彼を生んで育てた国と民族の自尊心高揚と跳躍の土台になる。だから遠征隊が北極点に残した足跡は、大韓民国国民が一緒に成し遂げたものだ。

韓国社会は今、内部分裂、そして中国と日本の我田引水式の歴史挑発などで大きな試練を経験している。02年「ワールドカップ4強神話」達成当時の国運上昇ムードと国民統合の熱気は冷めて久しい。

しかし、ソウル大学の黄禹錫(ファン・ウソク)教授や三星(サムスン)電子の黄昌圭(ファン・チャンギュ)社長ら、生命工学技術(BT)、情報技術(IT)分野の先駆者たちの画期的な研究と技術開発は、韓国人の自負心を高めた。また、ソウル大学の白盛喜(ペク・ソンヒ)教授チームが劣悪な研究環境の中で、癌転移抑制メカニズムを突き止め、世宗(セジョン)大学の朴辰淑(パク・ジンスク)教授チームが図案した安全表示板8種が国際標準案に選ばれたことで、「私たちにもできる」という自信を呼び起こした。「朴英碩北極点遠征隊」の北極点到達と朴隊長の山岳グランドスラム達成は、21世紀韓国人の偉大な成就として記録されるだろう。

あとは、韓国人各自の強靭さ、熱情や創意力を国民的資産に発展させ、国と民族の未来を明るくしていくことだ。12日ごろ帰国する遠征隊を「英雄」として迎えよう。