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創意力テスト?引き写しテスト?

Posted April. 24, 2005 23:10,   

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中学3年生の父母である金某氏(京畿道城南市盆唐区亭子洞)は、息子が国語遂行評価の課題として、教科書のユニット評価部分の問題と正解を大きなチャート3、4枚に数時間にかけて書き込んでいくのをみて呆気にとられた。金氏は「創意的な活動でもなく、教科書を引き写す遂行評価が、作分練習なのか、要式行為なのか、とても理解に苦しむ」と述べた。1999年から一線の小中高校で施行している遂行評価は、趣旨がよいにもかかわらず、多くの問題点を露呈している。

教育当局は、学期初め科目別遂行評価の計画と内容、評価基準をあらかじめ告示するようにしているが、中間テスト2、3週前になってはじめて知らせるところも多い。難しすぎる課題を出したり、学校で教えずに評価のみする場合もある。ソウル江南(カンナム)のある中学校の体育教師は「先生だってテニスボールを壁に50回打てないくせに、なぜ私たちだけを評価するのか」と、生徒から抗議を受けたケースもある。

中学校3年生の父母であるハン某氏(40・ソウル瑞草区瑞草洞)は、「息子は体育に対する素質がなくても常にがんばっている。遂行評価が『過程』より結果を評価するのは問題だ」と述べた。ソウル・ソイル中学校の2年生である金ユヒン(14)さんは「本の筆記状態を評価する場合、一生懸命筆記しても字が下手であれば評価の結果が悪い場合もある」と述べた。

高1の子供がある李某氏(43・ソウル江南区大峙洞)は「普通、男の子は字が下手で落ち着きがない反面、女の子は几帳面で楽器もうまく扱うはずだから、男の子が不利だ。最近は内申のため、父母の方が遂行評価により神経を尖らせている」と話した。

このため、ソウル江南あたりでは女子生徒の父母は男女共学を好み、男子生徒の父母は嫌う傾向がある。男女共学の場合、男子生徒が試験や遂行評価で女子生徒より几帳面さに欠けるため、相対的に低い点数を取る場合が多いからだ。全校10位以内に男子生徒が一人もいない事例もある。

ソウルのチンソン女子中学校の金プヨンさん(15)は「クラブ活動は結果のみ評価するため、生徒別評価が行き届かない。不真面目なクラブ活動を行った友達も評価は同じだ」と不満げな言い方。

高2の父母である朴某氏(42・ソウル江南区道谷洞)は「情報の速い父母は先生が決まれば、昨年何をしたかをあらかじめ調べ、短期個人教習をする。美術科目は学院で描いてもらった絵を遂行評価の課題物として提出する場合もある」と話した。

中3の李某君(15)は「自画像の遂行評価はどれくらい似ているかを評価するといわれ、美術学院で1、2回指導してもらって提出する。学院でしてきた宿題だと先生は知っているようだが、問題にしたりはしない」と話した。

教師たちにも言い分はある。ソウル・インチャン高校の崔鎔注(チェ・ヨンジュ)教頭は、「ある漢文教師は、20クラス700人を教える。生徒の数が多い状況で遂行評価の趣旨をまともに生かすのは無理だ」と話した。