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各大学、学生の修学能力の向上に向け基礎科目開設

各大学、学生の修学能力の向上に向け基礎科目開設

Posted April. 22, 2005 23:18,   

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ソウル大学、延世(ヨンセ)大学、成均館(ソンギュングァン)大学は22日、ソウル鍾路区明倫洞(チョンログ・ミョンニュンドン)の成均館大学で「学部大学、何に寄与するのか」というテーマでシンポジウムを開き、教養教育の強化のための代案について話し合った。

これと関連し、ソウル大学の韓民九(ハン・ミング)工科部学長は、「修学能力試験(修能、日本のセンター試験に当たる)が易しく出題されて、それに合わせて勉強した学生の修学能力が落ちたのが事実だ。修能の難度を高めるか本考査を復活させれば、こうした問題はすぐ解決するだろう」と述べた。

中央大学の鄭憲培(チョン・ホンベ、経営学)教授は、「『人生』のような基礎的な漢字も知らなかったり自分の名前を漢字で書けない学生も多い」と慨嘆した。

このため、大学は基礎学力が低い学生を指導するため、「特別課外」を実施するなど、対策を急いでいる。

ソウル大学は昨年から学力水準が低いと判断される新入生を対象に、入学前に数学と英語の特別講義を実施した。今年からはこれを修士課程の新入生にまで拡大した。

自然大学数理科学部は、修士課程新入生全員を対象に学部科目の「代数学」「解析学」の授業を週3日6時間ずつ、「幾何学」「位相数学」を5時間ずつ合わせて7週間の日程で事前教育を実施している。

工学部は微積分など数学の基礎科目を、物理学部は学部2年生と4年生の時に学ぶ化学、物理など専攻基礎科目を復習する内容になっている。

工学部はまた、昨年2学期から学部1年生を対象に「スピーチ」「科学と技術の作文」という講座を開設し、作文能力が低くレポートを作成できない学生を指導している。

延世大学も理工系新入生を対象に180名ずつ3つの基礎クラスを編成し、基礎を教えている。物理基礎クラスも195名ずつ3つのクラスを運営している。

成均館大学も教養教育の強化のため、1学期に開設した教養基礎168科目(790講座)のうち、39%の65科目を再編した。「作文とコミュニケーション」領域の4科目105講座を開設し、専担教授11名を採用して作文指導に力点をおいている。



inchul@donga.com sungchul@donga.com