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軍、UAVによる西海NLL監視を検討

Posted April. 19, 2005 22:59,   

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ワタリガニのシーズンを迎えて、韓国の西海(ソヘ、黄海)で偶発的に起こり得る南北(韓国・北朝鮮)海軍の衝突などを予防するため、西海の北方境界線(NLL)の海域で、無人航空機(UAV)を使って北朝鮮海軍の動きを監視する案が検討されている。

国防部のある関係者は19日、「西海NLLで北朝鮮との武力衝突が再発するのを防ぐため、監視態勢を強化するうえで、UAVが適しているとの判断を下したものと聞いている」と話した。軍当局は、航空撮影カメラなど各種の偵察装備を装着したUAVで、北朝鮮艦艇の規模と武装の状況を綿密に分析する場合、敵対的意図があるのかをあらかじめ判断できるものとみている。

軍当局は、UAVの飛行時間が短い点を考慮し、海軍艦艇がNLL南方の海上からUAVを離陸させ、ぜい弱地域に対する精密偵察を行なう案を検討しているもようだ。北朝鮮海軍の動きの把握には、現在、陸軍が軍団級で使っているUAV「ピジョ」やイスラエルから導入した「サーチャー(searcher)」が投入される可能性が高いものとみられる。

韓国内技術で開発された「ピジョ」は、飛行時間が最大6時間、作戦半径が60〜80キロで、現在およそ10台が実践に配置されている。軍当局はこれまで、西海NLL海上にある北朝鮮艦艇への監視に、韓国型海軍戦術指揮統制システム(KNTDS)と情報機関や米軍の情報を主に活用してきた。



ysh1005@donga.com