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1億ウォン分を売れば、6000万ウォン利益

1億ウォン分を売れば、6000万ウォン利益

Posted April. 10, 2005 23:06,   

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「営業利益率(営業利益を売上高で割ったもの)60%。1億ウォンもの品物を売れば、6000万ウォンが残る。」

オンラインゲームやソフトウェア会社の話ではない。巨大製造企業である三星(サムスン)電子のフラッシュ(Flash)メモリー部門の今年第1四半期(1〜3月)の推定実績だ。

一企業や事業部門の営業マージンが50%を超える所は、全世界を探してみても類を見ない。韓国製造企業の利益率は平均5〜10%水準で、10%を超えれば収益性が高いと評価される。

三星電子のフラッシュメモリーがこのように驚くべき実績を上げたのは、優れた技術先導力に基づき、市場を事実上独占しているからだ。

▲フラッシュメモリー、需要加熱〓半導体景気は昨年第2四半期(4〜6月)を頂点に少しずつ下り坂だった。半導体を一番多く使うコンピューター(PC)の景気が、予想通りに持ち直すことができなかったからだ。このため256Mb(メガビット)、DDR400MHz基準のDRAMの現物価格は昨年12月3.97ドルから今年3月2.6ドルへと34.5%も暴落した。

しかし、フラッシュメモリーは需要が急激に増えて、むしろ供給不足現象が起きている。

時間が経つほど半導体価格は落ちるという通説を覆して、2Gb(ギガビット)基準のナンド(NAND)型フラッシュメモリー価格は昨年12月初め17.9ドルから今年4月初め18.1ドルにやや上昇した。フラッシュメモリーが使われているMP3プレーヤー、デジカメ、家庭用ビデオカメラなどの保存用量が急速に増えているからだ。

例えば、MP3プレーヤーのフラッシュタイプの主力製品は昨年までは256MB(メガバイト)だったが、今年は512MB、1GB(ギガバイト)、2GBなどへと用量がますます大きくなっている。

▲営業マージン60%の秘訣は〓大宇(テウ)証券のジョン・チァンウォン研究員は「今年第1四半期、三星電子の半導体の売上高は4兆6000億ウォン、営業利益は1兆5200億ウォン(利益率33%)と予想される」と話した。

分野別で見ると、DRAM半導体は価格下落の影響で、利益率が昨年第4四半期(10〜12月)40%から30%に落ちたが、フラッシュメモリーは40%から60%に高くなるものと見込まれる。

ジョン・チャンウォン研究員は「フラッシュメモリーは技術が発展し、1年に50%ずつ製造原価が減るのに、価格の下落幅が非常に小さかった」とし「三星電子のナンドフラッシュメモリーのマーケットシェアが65%と高いために可能である」と説明した。

三星電子の黄昌圭(ファン・チァンギュ)半導体総括社長は1ヶ月前、「パソコン市場は去り、モバイル市場が訪れる」と強い自信感を仄めかしたことがある。携帯電話を含めてモバイル器機の市場が大きくなる中で、大用量のフラッシュメモリーは必需品になる傾向だが、同市場を確実に握っていることから出た言葉だ。



nirvana1@donga.com