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薬科大の学制、「2+4」制を進める

Posted April. 08, 2005 23:13,   

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現在、4年制である薬学大学の学制を、大学・理工学部で2年課程を履修した後、薬科大に入学し、4年間さらに勉強する「2+4」の体制に変える案が進められる。

教育人的資源部(教育部)の要請で、薬科大の学制改編を研究してきた「薬科大学制・改善策研究チーム」は7日、関連団体の意見をまとめて「2+4」学制に改編する内容を盛り込んだ報告書「薬剤師養成の教育課程と教育制度の改善策」を、教育部に提出した。

研究チームの関係者は「高等教育の分野で特殊専門家を養成する体制を整えるためには、学制改編が必要とされる」とし「代案として提示した『2+4』、『4+4』、『6年制』のうち、『2+4』が最も現実的だが、教育部と関連団体との意見調整が必要」だと述べた。

研究チームの案は「現行の薬科大4年制の場合、理論を習得したり実習できる機会が足りず、有能な薬剤師人材の養成に不十分だ」という大韓薬剤師会と保健福祉部(福祉部)の見方と、薬科大6年制に反対する大韓医師協会の立場を折衝したものの様だ。

薬科大学制が「2+4」に変われば、大学・理工学部で2年間にわたって基礎科学教育を履修した学生が、薬学入門試験(pcat)を経て薬科大に進学、4年間勉強することになる。PCATは、薬科大を設けているかどうかと関係なく、大学・理工学部で薬学の勉強に必要とされる科目を履修した学生なら志願できるように、門戸を開放するものと見られる。

研究チームは「そのため△高等教育法施行令の改正△薬剤師養成教育課程や薬剤師国家試験の改善—など後続作業が必要とされる」とし「07学年度に導入する場合、薬科大は2年間は新入生を選抜せず、09学年度から新しい制度によって薬科大の新入生を選抜するようになる」と説明した。

現在、薬科大を設けている大学は20校だが、一部の大学を除いてほとんどの場合、教授1人当たりの学生数が20対1以上で、教育課程もぜい弱、と評価されている。

しかし、大学や医師協会の反発が見込まれることから、教育部が最終案を導き出すまで難航するものとみられる。とりわけ、理工系大学は「入学生が薬科大に進学するため途中で進路を変えるなど、純粋学問の分野が委縮する現象を深刻化させる恐れがある」との見方を示した。

医師協会関係者は「現在、薬剤師の95%が開業薬剤師であり、薬学大学院の進学率が5%にすぎない」とし「必要以上の学制延長は、薬価の引き上げなど国民に負担を与える恐れがある」との立場を表明した。しかし、医師協会が反対している理由は、薬剤師の専門性が向上される場合、処方せん検査(DUR)を通じて、医師が独占してきた薬への統制権を失うことを恐れているためだ、との見方も出ている。



inchul@donga.com