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「検察を骨抜きにするコード人事」に反発広がる

「検察を骨抜きにするコード人事」に反発広がる

Posted April. 07, 2005 22:49,   

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4日、検事長級以上の検察高位幹部の人事が発表されて以来、検察内外で騒々しい。

一部人事に対しては反発の気流が現われており、昇進から外された人の「抗議性の辞表」も列をなすように見え、追加的な検事長人事が避けられないものと予想される。

今回の検事長人事は、外見上、組職の安定を図った無難な人事という評価を受けたが、数人の昇進者と脱落者に対しては、納得しがたいという反応が出ている。

検察の一角では、重用された特定幹部たちの名を挙げて、「多分に検察を骨抜きにするための典型的な『コード』人事だ」と批判する。政界の要人を通じて、検察を手なずけようとしているという指摘だ。過去に特殊・公安分野で活躍した「気の強い」検事たちを、相対的に冷遇したということだ。

代表的なケースとして、朴満(パク・マン)城南(ソンナム)支庁長を挙げる。最高検察庁公安企画官、ソウル地検1次長などを歴任した朴支庁長は、司法試験21回の合格者で、今年、検事長昇進が有力視されていた。昨年の人事で昇進から脱落した彼は、当初、先週大統領府に伝えられた人事案には含まれていたという。

しかし、いざ人事が発表されると、彼の名前が抜けていた。朴支庁長は、4日午後2時に人事発表があった後、直ちに辞表を提出したという。その後、彼が脱落したのは、在独社会学者の宋斗律(ソン・ドゥヨル)氏の拘束捜査、約10年前にあった現政府実勢との悪縁などが作用したといううわさが出回った。検察の一角では、「そんなことで人事に不利益を与えたなら、誰が大変な捜査をしようとするだろうか」と不満を漏らした。

朴支庁長に続き、要職進出に失敗した一部の高位幹部たちも、近く辞表を提出すると伝えられた。

これに市民団体まで乗り出して、問題を提起している。参与連帯は7日、1991年の「カン・ギフン遺書代筆」事件の主任検事だった検事長2人に対する昇進の撤回を求めた。また、ある地方検事長に対しては、過去の内査もみ消しの請託と関連して、現在、法務部で監察を進めている。

法務部が、今回の人事に「無罪率」を反映したことを明らかにしたことに対しても、一部検事たちが反発している。

法務部は、「これまでも無罪率を人事の考課に反映したが、賛成する意見も多い」と説明した。しかし、一部の検事たちは、「そうする場合、特殊・公安などの有・無罪を熾烈に争う大変な捜査を避けるようになる」と主張する。

今回の人事で、捜査過程で人権が強調され、過去の一部の無理な捜査慣行が改善されると見る見方もある。しかし全体的には、検察の無気力症をさらに深める可能性が高いという指摘が少なくない。



woogija@donga.com