Go to contents

[社説]「代案は打ち出せず、派閥争いばかりのハンナラ党」

[社説]「代案は打ち出せず、派閥争いばかりのハンナラ党」

Posted April. 01, 2005 23:04,   

한국어

ハンナラ党はいつも派閥争いに忙しい。「民主政党」の活発で自然な姿だと受け止めるには度が外れている。早期全国党大会の召集をめぐって舌戦を繰り広げた一昨日、党常任運営委員会では党の重鎭と若手派の間に「甲申政変」「売国奴」「弾劾」のような険しい言葉が行き交ったと言う。

これだけではない。朴槿惠(パク・グンヘ)代表体制が党の手続きによって公式発足してから1年余りの間に「親朴」と「反朴」の間の指導体制をめぐる攻防が絶えない。今月、臨時国会での争点法案の処理をめぐってもバラバラだ。国家保安法の改廃をめぐっては改革派と保守派、「首都分割」問題に対しては首都圏派と非首都圏派に分かれて争っている。党の刷新策を打ち出すとして構成された革新委員会の権限問題一つも、解決することができないまま不協和音だけもたらしている。

保守、中道、改革など広範囲な理念的スペクトラムに、世代と地域間の認識差が存在するハンナラ党の中で多様な意見が噴出することはわかる。しかし、最小限の道筋をつけていかなければならないのではないか。どの事案に対してもまともな党論で、第1野党としての役目を果たすことができない「右往左往の政党」「言い掛かりをつけるだけの政党」「正体性の灰色政党」でいつまで漂流するつもりなのか。

昨年「弾劾の向かい風」の中でも国民がハンナラ党に121席を与えたのは、合理的な代案勢力として与党の越権と独走を牽制しろという注文だった。しかし、引き続き与党に引っぱれてばかりだ。野党としての代案も、闘争力も失われた。このような無能、無気力、無策に国民は背を向けている。

ハンナラ党は、これからでも中身のない「鮮明性の競争」と「イメージ政治」から脱しなければならない。代わりに民生を立て直すことで与党と勝負しなければならない。いつまで、国民の代案は一つも出すことができずに派閥争いばかりするつもりなのだろうか。