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コスダック市場で迂回登録増加

Posted March. 30, 2005 23:30,   

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限界状況に直面したコスダック企業の株式を捨値で買い取って、コスダックに登録する。最近コスダック(韓国店頭市場)では、このような迂回登録が相次いでいる。

▲場外優良企業の迂回登録〓かつて迂回登録は便法として社勢を盛り上げたり、場外企業の筆頭株主が株式を高く売り切るために使用する例が多かった。登録企業と場外企業が株式を対等交換する過程で、筆頭株主が会社の資金を横領する場合もあって、迂回登録のイメージは良くなかった。

ところが、最近コスダックに入ってきた場外企業は、かつて迂回登録した企業とは「次元が違う」という評価を受けている。一番目立つ企業は、デジタルキャンプと株式交換を通じて今月初め、コスダックに姿を現したビエスイ。携帯電話マイクロホン分野の世界市場で1位のシェアを占めている同社は、これまで3回もコスダック登録を試みたが、特許関連訴訟問題で毎度挫折した。

しかし、今度はデジタルキャンプを買収する方式で、コスダック市場への登録に成功した。これで昨年13億ウォンの営業損失を出したソフトウェア流通業者のデジタルキャンプは、純利益が100億ウォンを上回る時価総額2000億ウォン代の携帯電話部品会社に衣替えした。

通信ネットワーク業者のネットブレーン、インターネット教育業者のセスネット、半導体検査装備業者のスルトロン、臍帯血(さいたいけつ、出産の際、へその緒から出る血液)冷凍保管業者のライフコードなど、最近迂回登録をしたり、登録を進めている企業も、並大抵でない実力を持った場外企業に挙げられている。

▲白熱する賛否両論〓過去と違って、場外の優良企業がコスダックに続々と入ってくることから、迂回登録企業に対する悪いイメージもだんだん消えている。

ある証券会社のアナリストは、「今年から迂回登録の成功モデルが現れそうだ。迂回登録が活性化されれば、場外企業に新しい動機が与えられるなど、肯定的な側面がある」と述べた。

しかし、よりによって「裏口」登録かという批判的な見方もなくはない。企業は迂回登録の理由として、「登録審査を踏むには時間がかかりすぎる」ことを挙げる。しかし、登録審査をパスできる自信がなくて、「裏口」を利用するのではないかという疑いの視線もある。

投資者の立場では迂回登録で企業の性格が一夜にして変わるので、混乱する可能性があると指摘されている。東部(トンブ)証券のチャン・ヨンス研究員は、「企業公開は『第2の創業』と言えるほど企業に重要なことだ。優良企業なら堂々と審査を受けて株式市場に上場するのが筋だ」と述べた。



roryrery@donga.com