
○閉経、その自由さについて
—3人の方は皆、まだ…ないでしょうね。
「閉経期の症状はまだない」と言った3人はいざ話を始めると、自分たちが経験している「兆し」について打ち明けた。
「私はこの前1ヵ月間、生理がなかった」、「生理期間もだんだん短くなる」、「量もだいぶ減ってきたし」。
—閉経と共に「女」として終わりだと思って、憂うつになる女性も多いですが、女優としてイメージ管理の面から、この作品が負担に思えたりはしませんか。
「『ヴァジャイナ・モノローグ』をやりながら女性作品の『味』を知ったためか、中年の率直な話を描いたこの作品は、むしろやりたかったです。実は、私はこれ以上悪くなるイメージもないですし。(笑)」(李ギョンミ)
「『閉経期』がちょっと早かったのは事実です(笑)。女優として老けた役を早く演じたという感もありますが、女性なら誰もが経験することですので、親しみが感じられます」(チョン・スギョン)
「ところで、どうして閉経を憂うつだとばかり思うんですか。今も私は主人とセックスをするとき、妊娠を心配するんです。しかし、閉経するとそうした不安がなくなって、かえって人生をもっと楽しめそうな気がするんですが…」(朴ヘミ)
○「メナポーズ」、その愉快さについて
「マンマミア」は昨年、公演部門最多観客動員作品(約20万人)で、このほど幕を下した大邱(テグ)公演は、「最長の地方公演記録」(6周)を立てた。もっぱら「若い子」ばかりが幅を利かせている最近、この3人の中年俳優は「マンマミア」以後、中高年層の「スター」として確実な座を占めている。
このため、製作者側が「マンマミアの三銃士」を皆キャスティングするため、多大な努力を傾けたという裏話がある。3人ともに「小劇場のミュージカルなので、正直言ってお金にはならないが、韓国社会で扱い難いテーマの閉経期を面白く表現している他に、国内初演という点に引かれた」と口を揃えた。
「メナポーズ」は中年の耳に慣れている「その時、その時代の」ポップソングで作られた。ティナ・ターナーの「What’s love got to do with it」をはじめ、「Only you」、「YMCA」、「Pretender」など、1960〜80年代のポップソング26曲で構成された。最後には観客が直接舞台に上がって、俳優と一緒に踊る。
○「マンマミア」の成果を挙げるとしたら?
「40代の私たちが堂々と主演を演じる姿が、中年の方々に希望と勇気を与えているようです」(李)
「『マンマミア』以後、公演場に中年の観客が確かに増えました」(チョン)
続いて朴ヘミの方に視線が集まると、困惑しながら言った。
「えっ、少し前までとても大事な話をしようとしたけど、忘れちゃった」
爆笑と共に2人が言った。
「ねえ、それが(閉経期)の症状よ」(李)
「まさにこんな話が作品の中に全て出ます」(チョン)
5月3日〜7月31日。ソウル江南区三成洞(カンナムグ・サムソンドン)COEXアートホール。6万ウォン。02—6000—6790。
sjkang@donga.com