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製造業従事者、全体就業者の19% 台湾を大きく下回る

製造業従事者、全体就業者の19% 台湾を大きく下回る

Posted March. 28, 2005 00:19,   

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韓国の製造業の雇用吸収力が、急速に低下している。

27日、韓国労働研究院と韓国開発研究院(KDI)によると、昨年末現在の全体就業者で製造業従事者が占める割合は19.0%だった。これは競合国である台湾(27.1%)を大きく下回るもので、先進国のドイツ(20.6%)とイタリア(21.75)よりも低いことが浮き彫りになった。

韓国の製造業の雇用割合は、1990年の27.2%から1995年23.6%、00年20.3%と急激に落ち込んでいる。

現在、韓国の製造業の雇用比重は日本、ドイツ、フランスなどの主要先進国が、1人当たり国民所得2万ドルを突破した時期より低い。日本が1987年2万ドルを突破した際、製造業の雇用比重は22.9%だった。ドイツは28.45(1990年)、フランスは19.2%(1990年)だった。

専門家らは昨年の韓国の1人当たり国民所得が1万4162ドルであることを踏まえると、経済発展段階に比べて製造業の雇用比重の低下スピードが速すぎると見ている。

しかし、国内総生産(GDP)対比製造業の付加価値の割合は26.6%(03年)で、1991年の29.0%に比べて大きく低下していないことがわかった。

労働研究院の金龍顯(キム・ヨンヒョン)研究員は「製造業の雇用比重が付加価値比重より大きく落ち込んでいるのは、通貨危機を生き残った企業は効率化されたが、雇用の受け皿としての役目を大きく果たしていた中小メーカーの多くが消え去っており、その空間を埋めるような新しい企業が姿を現していないからだ」と説明した。

尹鍾龍(ユン・ジョンヨン)三星(サムスン)電子副会長も24日、成均館(ソンギュングァン)大学の学生たちを対象にした遠隔画像講義で「1980、1990年代には、経済が1%成長するたびに8万人あまりの雇用誘発効果があったが、自動化と生産性アップで最近は1%あたり3万5000人に減っている。失業問題は解決へのめどが立たない」と述べた。



eye@donga.com legman@donga.com